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2006年08月23日
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カテゴリ:どーでもいー話
いてててて…。今日は体の左半分が打撲痛です。昨晩は空手の昇級試験でした。組手の相手は右利きだったので、やっぱり左攻撃が多かったです。私のガードが甘い?やるだけのことはやりました!結果は先生と神のみが知っています。どうか受かっていますように!

さて、激しく運動した後ってなんだか眠れないんです。脳からアドレナリンが出るせいか、やや興奮状態。体は疲れ切っているはずなのに、目がさえて、まだまだ校庭3周できるぞ~って感じなんですよね。お風呂に入って、ブログチェックしてすぐにベッドに入ったのに眠れない。ってことで、ベッドの中で映画を見ることにしました。

実は途中で眠くなって見終わってないのだけれど、その作品は小津安二郎監督の「麦秋」です。これがおもしろくって、物語にぐいぐい引き込まれていきます。またレビューは月末にまとめて書くのですが、ちょっと簡単に…。

戦後から数年がたった東京で主人公の女性(原節子)はある会社の専務の秘書として働いています。彼女は28歳。当時からしてみれば「行き遅れ」なんですね。周囲の思惑とは裏腹に、のんびりと独身生活を楽しむ彼女に舞い降りた見合い話。その話に彼女よりも家族や友人たちが過剰反応して…と、私が見たのはここまでです。

もう、30代独身の私、「うん、うん、わかるわ~」なんてうなずきながら見ていました。こんな私にも彼女と同じような時期があったのです。

30歳に差し掛かった私に、突然見合い話が訪れました。その相手は某国立大学の大学院を卒業し、大企業の研究員として勤務していたなんていうエリート。家族にとっては天から降って沸いた話ですよね。でも、私はその人の履歴書を見て却下。まず、ルックスが好みでない(ガリガリに痩せた男性は好みではありません。男は筋肉!)、それから趣味・特技の欄が「映画・ビデオ鑑賞」。はい、私も好きですよ、映画は。でも、それだけっていうのはね~。旅行やハイキングの好きな私とは合いません。

ってことで、このお話はなし。父にはバカ呼ばわりされ、母はもったいないと連呼し、逆切れした私は
「そんなにその人がいいなら、お母さんが結婚すれば!」
なんてわけのわからないことをまくし立てていました。その後、また何件か見合い話が。結婚する気0%の私は全てお断りしました。

よほど見合い話に懲りたのか、当時は本当に変な夢を見ました。私は夢の中ではいつも不安で不幸なんです、これが。なんでじゃってくらい。

さて、その夢とは私の結婚式!しかも、私は自分の結婚相手の顔を知らないのです。見る見る間に派手な着物の上に白無垢を着せられ、文金高島田をかぶせられそうになったときに、花嫁の私は頭にさらしを巻いたまま逃げ出すんですね。今でも鮮明に覚えています。逃げる私、追う人たち。行き詰まった私は、意を決して裏の水路に飛び込みます。水路の周りを探す家族。

ついに息苦しくなり、私の取った策は死んだ真似でした。夢の中なので、自分が客観的に見えます。水面にプカーッと浮かび上がり、きれいな衣装と私の長い髪がゆらゆらと水面に揺れていて…。と、ここで目覚めて夢はおしまい。起き上がったとき、悪夢や~って思いました。

本当、当時は次から次に来る見合い話にうんざりしていたのでしょうね。ここまで独身でいたら、しばらくはそんな話もこなかったのですが、妹が嫁いで後、最近になってちらほらそんなお話もあります。もう観念した母は、私にそのお話が回ってくる前に、
「あの子は変ちょこやけん、聞かんやろ」
ってお断りしてくれています。ようわかっとるね、お母さん。

映画「麦秋」と本日のE&SATOさんの日記で、この夢のことを思い出してしまいました。こんな悪夢は夢の中だけであって欲しいものです。適齢期なんて、私には関係ない言葉だと思いたいものです。





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最終更新日  2006年08月23日 14時02分52秒
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