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2006年08月31日
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カテゴリ:大分・竹田市散策
歴史の道めぐり・その4(お~、ひさびさ!)

大分県竹田市の本町商店街の裏側になるのでしょうか、そこは寺町と呼ばれ、いくつかのお寺と古い町並みが残っています。以前日記で紹介した「溝川のおさん」の伝説もこのあたりに伝わるお話です。

その通りに、明治時代の作曲家である滝廉太郎が少年時代を過ごした家があります。

2006_05060115.JPG

廉太郎は東京生まれですが父親の転勤が多く、少年時代は日本各地を転々としました。竹田にやってきたのは12歳の頃で、わずか3年しか住んでいません。しかし、多感な少年時代をこの竹田で過ごしたことは後の作曲活動をする上で大きな影響を与えたといいます。いまや世界中で有名な曲「荒城の月」は、少年時代によく散歩した市内にある岡城址に思いをはせ、土井晩翠の詩に曲をつけたそうです。

廉太郎少年が過ごした家は、今は「滝廉太郎記念館」として、廉太郎に関する資料館となっています。資料館のほうは撮影禁止でしたが、廉太郎の作曲した楽譜の複写、絵画、手紙などが展示されていました。また、廉太郎の生涯のビデオ鑑賞もできます。これがなかなか感傷的に作られていていいんです。

記念館の向かいにある廉太郎の写真と彼による絵画。
2006_05060114.JPG

庭は自由に散策できます。少年時代の廉太郎の思い出がいっぱい詰まった素敵な庭です。写真も数点撮ったのですが、なぜかすべてブレておりました…。残念。

こちらは離れにある廉太郎少年の部屋。
2006_05060123.JPG

ちょっと写真のモードを間違え、暗くなってしまいました(補修せい!って?)。ここには彼が愛用してたバイオリンも展示されています。

「荒城の月」だけではなく、廉太郎が24年の短い生涯で作曲した曲は数知れず。「はとぽっぽ」、「お正月」などの童謡から「箱根八里」、「花」といった愛唱歌も蓮太郎の作品です。

童謡も愛唱歌もいいのですが、私が好きなのはこれも愛唱歌のひとつではあるけど、「四季」の中の秋の曲「月」と、廉太郎が亡くなる4ヶ月前に作曲されたピアノ曲「憾(うらみ)」です。「月」は一時期所属していた地元の合唱団で歌っていたのですが、哀しげなメロディーが素敵なんです。「憾」はピアノの上手な従弟が時々弾いてくれました。死の直前に作曲されたこの「憾」、廉太郎のいろんな想いがつまっているような気がしてなんだか泣けてきます。

少年時代のほんの数年を過ごしたものの、脚気を患ったときには竹田で静養し、ドイツに留学中に病に倒れ、帰国したときも大分町(今の大分市)で療養しました。廉太郎は本当に竹田が、大分が大好きだったんですね。

記念館の近くには廉太郎トンネルがあります。人がトンネル内を歩くとセンサーで、「はとぽっぽ」など3曲の廉太郎の作品が流れます。

廉太郎トンネルの内部。
2006_05060113.JPG

この記事の中で「廉太郎、廉太郎」と呼び捨てで連呼してきましたが。記念館の職員の方は必ず「廉太郎先生」と呼ばれています。竹田の人、音楽に携わる人にとっては神様のような人だったのですね。

今でも毎年11月には滝廉太郎記念音楽祭があり、地元の幼稚園、小中学校の児童・生徒さんたちの音楽の発表会が開かれています。また、全国の高校生のための音楽コンクールもこの竹田で開催されています。あのカウンターテノール歌手の米良美一さんも、このコンクールの声楽部門で2位を獲得されたのだそうです。





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最終更新日  2006年08月31日 19時58分19秒
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