ハナちゃんといっしょ

白水の水源めぐり・その４

明神池名水公園でずいぶん時間をくったので、もう帰ろうかと思いましたがせめてあと１ヶ所だけと思い、４番目は吉田城御献上汲場へ向かいました。この湧水は吉田城のご献上汲場として知られています。しかし、その吉田城とはいったい何のことでしょう。

湧水へ行く途中、吉田城址がありました。


中世、熊本を代表する阿蘇家という一大豪族がありました。吉田城は阿蘇家の重臣・吉田主水頭が在城下といわれています。阿蘇家の城主の一つとしてこの地に君臨し、阿蘇家が矢部郷(現・山都町矢部)を合わせて支配していた当時、この城は位置的に非常に重要な役割を果たしてきたそうです。当時附近一帯は町なして繁栄を極めたといわれています。

この吉田城の使用水を一手に引き受けていたのが、この吉田城御献上汲場です。



田畑に囲まれていてあまり規模は大きくありませんが、きれいな水が岩間から絶えず吹き出してきています。その湧水量は毎分約５トン！附近の約15戸が今なお飲料水としてこの水を使用しているそうです。



湧水地内に白い物質がたくさん混入していますが、これは「ハロサイト」といわれる粘土鉱質だそうです六甲の水に代表される灘の酒の原水にはハロサイトが影響しているとか…。この吉田城御献上汲場の湧水は、白水の水源の中でも最も上質の水だといわれています。

小さいけど、数人の水汲み客がいました。旧道から途中看板が出ていますが、道がかなり細いので運転に気をつけましょう。さらに細い道に入って行くと駐車場もあります。私は細い道には入らず、田んぼの脇のちょっと広めの道に駐車して100メートルほど歩いていきました。全部の水源を周っていたので水は汲みませんでしたが、もちろん味見はしましたよ。

ここでもう水源めぐりを止めようと思っていたけど、結局８ヶ所全て周りました。水の飲みすぎのせいか、翌日お腹を壊しちゃって…。名水でも飲みすぎには注意しましょう。


　　　　　　　　　　　　　　　　　

しかし、最近涼しいですね。うん？この辺りだけ？昨晩は17度しかありませんでした。これって10月の気温じゃ…。急に寒くなったので、体調管理には気をつけたいものです。ってことで、秋なのにお昼は夏野菜のパスタを作りました。ゴーヤー、カボチャ、パプリカ、ナス、オクラ、ニンニク、ソーセージを入れてピリ辛の味つけです。ニンニク以外は全てうちの菜園で取れたお野菜ですよ～。



さて、これから仕事＆空手の稽古へ行ってきます！