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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(830)
カテゴリ:熊本県散策
白水の水源めぐり・その7
旧白水村の水源地で7番目に訪れた場所は寺坂水源です。その名の通り、お寺の坂の下にあるこじんまりとした水源地でした。 寺坂水源は、旧白水村中松の正教寺の近くの水源で、同寺参拝者たちの御手洗所として親しまれています。正教寺とは慶長11年(1607年)に法西という僧侶が建立したという由緒ある寺で、その門徒は南阿蘇一帯に広がっています。 この水源は地底の砂を勢いよく吹き上げており、毎分約5トンにもなる水量は地域住民の生活用水として今でも貢献しています。 水がこんこんと湧き出ている様子がよく見えます。 今では、簡易水道が普及しているので飲料水としての使用はされていませんが、附近の人たちの洗濯、農作物の洗浄、農耕機などの洗浄には欠かせないそうです。そのため、水に対する感謝の気持ちは強く、周辺民家の婦人会員が主体となって定期的に水源地のほか、洗い場、水路などの清掃活動も行われているそうです。 ここは住宅街の中にあり、ここで作業する人のために、洗い場にはちょっとした屋根がついていました。もちろん、水も飲めるようになっていますが、私が訪れた日はとても暑くて子どもたちが水源地の中に入って遊んでいました。ちょっと水を飲む気になれませんでした。子どもたちは礼儀正しくてきちんと挨拶をしてくれたのですけどね。 ここの水源地の真上には線路が通っています。 時間が合えば、水源地の上を南阿蘇名物のトロッコ列車が走る姿を見ることができます。私がここを去ろうとしたその時、列車の汽笛の音が聞こえました。もしかして、トロッコ列車が来るのでは~!と待っていました。列車の近付く音がしてきました。しかし、通り過ぎたのは1両の普通列車でした。残念!普通列車でもかわいかったから、写真に収めておけばよかったと、いまさら後悔しています。 白川水源 竹崎水源 明神池名水公園 吉田城御献上汲場 池ノ川水源 湧沢津水源 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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