|
テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:熊本県散策
さあ、そろそろ阿蘇の水基めぐりの記事を書こうかと思いましたが、その前にやっぱり阿蘇神社のことに触れておきたいと思います。湧水と阿蘇神社、やっぱり関わりがあるのです。
火の神・健磐龍命(タケイワタツノミコト)を祀る阿蘇神社の最初の社殿は、最初は阿蘇山頂にありました。それは今も山頂にある山上神社です。しかし阿蘇信仰が深まるにつれて、朝夕に山上神社に祈るのは至難のわざでした。そこで山麓に社殿を持つようになったのが今の阿蘇神社です。 阿蘇神社の社殿。妹はここで結婚式を挙げました。 阿蘇神社のある地区は通称「宮地」と呼ばれています。阿蘇市一の宮(旧一の宮町)は湧水に恵まれ、清水の湧き出るところを聖地として社殿が造営され、宮地と呼ばれるようになりました。天地開闢以来のもっとも古い神社といわれており、7代孝霊天皇の代に創建されたと伝えられていますが、本当はいつの時代に造られたのか明瞭な記録はありません。とにかく古いってことです。 阿蘇神社は健磐龍命をはじめ、12の神が祀られています。 一宮 健磐龍命 二宮 阿蘇都比メ命(アソツヒメノミコト) 三宮 国龍神(クニタツノカミ) 四宮 比メ御子神(ヒメミコノカミ) 五宮 彦御子神(ヒコミコノカミ) 六宮 若比メ神(ワカヒメノカミ) 七宮 新彦神(ニイヒコノカミ) 八宮 新比メ神(ニイヒメノカミ) 九宮 若彦神(ワカヒコノカミ) 十宮 弥比メ神(ヤヒメノカミ) 十一宮 速瓶玉命(ハヤミタカタマノミコト) 十二宮 金凝神(カナコリノカミ) ※「メ」の部分の漢字は機種依存ということで、表示不可能でした。 「くちへん」に羊という漢字です。 水基めぐりをしていると、これらの神様の伝説なんかも書かれている場所があり、ゆっくり見れば興味深いですよ。私は途中雨に降られるし、駐車料金ばかりが気になり、水基めぐりだけに終わってしまいましたけど…。 社殿は創建以来数度の火災や兵火に見舞われ、現在の社殿は1835年から1849年にかけて藩主細川氏の援助を得て再建されました。社殿の配置は古くより皇居の制にならったもので、「御幸門(みゆきもん)」(天皇や皇族が出入りする門)と呼ばれる門もありました。 阿蘇神社の見所といえばやっぱりここです。 日本三大楼門のひとつ、阿蘇神社の楼門です。楼門は、神社建築には珍しい二層の屋根を持っているのが特徴です。昨年11月の妹の挙式のときは、残念なことに修理中でテントに覆われていました。数年前はプロの和太鼓集団TAOがこの楼門の前で演奏をしたのですが、幻想的で素晴らしかったです。 ※日本三大楼門 熊本県阿蘇神社 茨城県鹿島神社 福岡県箱崎宮 阿蘇神社の行事の多くは、国指定重要無形民俗文化財ですが、近くに住んでいながらどの行事も見たことがありません。9月には田の実祭で流鏑馬が奉納されましたが、用事があって見に行くことができませんでした。前年!来年3月の火振り神事と夏の御田祭りはぜひ見てみたいものです。 次回は(いつになるかわからないけど)、阿蘇神社の高砂の松、神の泉などを紹介しようと考え中です。神の泉について書かないと、阿蘇水基めぐりが始められませんしね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[熊本県散策] カテゴリの最新記事
|