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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(830)
カテゴリ:熊本県散策
阿蘇水基めぐり・その1
阿蘇市一の宮の商店街では、あらゆるところから水が湧き出てきています。商店街を歩いていると、道路わきの水路では絶えず水の流れる心地よい音がしています。阿蘇の伏流水がこの地に集中して湧き出し、地下水脈の水の道が地表に湧き出ているのです。阿蘇神社の開拓の神・健磐龍命(タケイワタツノミコト)がこの地を選んで宮居を建てたことは、水と大いに関係があるのだとか。 阿蘇市手野の国造神社も湧水のふるさとで、国造神社と阿蘇神社をそのまま延長すると、阿蘇高岳・中岳を通り、さらに延長すると南郷谷の白川水源へと続きます。一般に阿蘇の「聖泉=水の道」といわれており、その中央に鎮まる阿蘇神社が水の神として尊ばれています。 あら、阿蘇神社って火の神じゃ…。なんて野暮なことは考えない、考えない!何せ12もの神様が祀られているのだから、火の神様も水の神様もいらっしゃるのでしょう、きっと。どちらも農業には必要ですからね。 一の宮町の人々は古くから湧き水に恵まれその豊かな水を生活用水、飲用水として利用してきました。どらちゃんいわく、トイレの水も、洗濯の水も名水ですよ。現在、十数年前から木や石造りの水基を十数ヶ所設置され、観光客や道往く人々にふるまわれています。そのほとんどが阿蘇神社参道近くの仲町通りに面しているので、水基めぐりがしやすくなっています。お持ち帰りは1トンまでOKだとか?無理!どうやって運ぶんじゃ? 阿蘇水基めぐりのスタート地点も阿蘇神社です。 有料駐車場の観光案内所前。 水車を回す水も湧水? 出発地点なので、もちろん阿蘇神社の境内にも水が湧き出る場所があります。その名も「神乃泉」です。水は美味芳醇な神様の泉として珍重され、不老長寿の水として崇められています。参拝者はここの水で口を漱ぎ、手を清めます。一の宮の人々は常日頃からこの神の水の恩恵・感謝の心を忘れずに水とともに暮らしているのです。 もちろん、お水も汲んで帰れますよ。 味は、「口に含むとまろやかな味に生き返る名水」と説明されていましたが、う~ん、普通!←これだから名水慣れしている人は…(笑)。もちろん、おいしいですよ!でも、普通です。関西弁のおばちゃん2人が、大きなペットボトル持参で水を汲んでいました。きっと私よりも違いがわかるにちがいない…って思いましたよ。 そしてここから水基めぐりスタートです。ここで早速商店街入り口を間違え、さまよってしまったのでした…。 つづく♪ 阿蘇神社関連記事 阿蘇神社と楼門 高砂の松と願かけ石 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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