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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:熊本県散策
スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋、食欲の秋、みなさんはなにか夢中になっているものがありますか?私はもっぱら食欲の秋です!(←堂々と言うことか?)でも、まあ空手にも頑張っているからスポーツの秋でもあるし、見たい美術の展覧会もあるので芸術の秋、秋の夜長の読書も絶好調だし、すべての秋を満喫している欲張りです。今日は芸術と読書の秋にぴったりなところを紹介します。
阿蘇郡南阿蘇村の旧長陽村に、有名な絵本作家の葉祥明さんの美術館があります。それが「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」です。数年前、友人とドライブ中に阿蘇の草原に立つ洋風の建物を見つけました。その光景は、まるで「赤毛のアン」の世界でした。そのときも美術館を見物しましたが、先月は久しぶりに(1人で)訪れてみました。ちょうどススキも穂が出始めて美しい頃でした。 敷地内から見た美術館。後方に阿蘇山が見えます。 美術館の中は3部屋あり、葉祥明さんの絵本のイラスト、詩、そして弟さんの葉山祥鼎さんの絵本のイラストや写真が展示されています。お兄さんのほうが絵本作家としては有名なのですが、弟さんも絵本作家で写真家、エッセイストです。弟さんはこの美術館の館長さんでもあります。館内の展示作品は、それぞれの四季ごとに取り替えられるそうです。 館内も素敵なのですが、ここは敷地内全てが美術館なのです。絵本の物語をモチーフとした、素敵な散歩道になっているんです。絵本をモチーフにした、ハチゾウの池とか、エンジェルの庭とか、素敵な名前もついているんですね。もう、メルヘンの世界です。 ここはジェイクの丘。 それぞれの場所には、その絵本の1ページが置かれています。絵本と風景がマッチしていて、それはそれは素敵なんですよ。 ちなみに、この絵本はめくれません…。 季節のお花もきれいですよ。 時間を忘れてのんびりお散歩できます。ちょっと歩いてみたくなりませんか? 展示されているイラストも素敵なのですが、葉山祥鼎さんの写真もこれまた素敵で、祥鼎さんの写真に祥明さんの詩が添えられた本を購入しました。レジへ持っていくと、背の高いおじさんが背表紙を広げて、サラサラサラ~ってサインを入れてくれました。いったい誰やって不思議な顔していたら、レジのお姉さんがこの美術館の館長さんで、本の写真を撮った方だと教えてくださいました。ってことは、葉山祥鼎さんご本人!!!あ~、びっくり。 お礼を言って、 「写真きれいですね」 なんて、写真家に向かって陳腐なことしか言えませんでしたよ。バカですね、私。すると葉山さんが語り始めました。葉山さんは、写真をあまり撮らないだそうです。私、思わずへっ?てまぬけ面をしたと思います。今はデジカメのあり、写真は何百枚って撮ることもできるけど、葉山さんは24枚という限られたフィルムの枚数に、自分が美しいと思ったもの、本当に撮りたいと思ったものを撮影されるのだそうです。だから、一瞬の美しさが撮れるのだと。 そして最後にこう言われました。 「何でも地道にやっていくことが大切。地道に努力すれば、夢は叶う」 心に染み入るお言葉でした。物事がうまくいかない、試験など結果が出ないときなど、つい投げやりになってしまうけど、そんなときはこの言葉を思い出すようにします。でも、写真は素人だからバシバシ何百枚も撮っちゃいますけどね。私の地道に頑張る道は、別のことだから(笑) 葉祥明絵本美術館はこの阿蘇、それから鎌倉にもあるそうです。ちなみに、お2人とも熊本県のご出身です。 この本を買いました。 葉山祥鼎さんの絵本。この絵本のキャラのステッカーもいただきました。 葉祥明さんの本は、これを持っています。「地雷ではなく花をください」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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