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2006年11月08日
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寒い、寒いと思ったら、昨日は久住、祖母、阿蘇山と周辺を取り囲む山々が全て初冠雪ということでした。立冬にふさわしいというか、もうちょっと暖かったらいいな~っていうか…。でも、今週末は紅葉が楽しみです♪最近知り合った22歳の女の子と、昨日偶然に温泉で会い、週末はいっしょに紅葉狩りに行くことになりました。お天気がいいといいけどね~。

今日は先週末に行った豊後大野市千歳町(旧千歳村)の大迫磨崖仏の紹介をしたいと思います。

国道57号線を大分市方面に走っていると、犬飼町の手前に千歳物産館があります。そのすぐそばの石段に幟がたくさん立っていますが、そこに宮迫磨涯仏があります。石段を上って行くと、岩壁に掘られた大日如来を保護するようにお社が建てられています。

この中に磨涯仏の大日如来が鎮座しています。
2006_11050014.JPG

中は暗いしよく見えません。格子戸の隙間からのぞくと、大きな磨涯仏の姿がなんとなく見えますが、暗くてよくわかりません。格子戸の間にカメラを向け、写真を撮ってみて初めてその姿がわかりました。

なんだか強面の仏様です。
2006_11050011.JPG

以下の説明は、祠の前に置かれていた説明書からの抜粋です。

大迫磨涯仏は大日如来と呼ばれいますが、元はインドの大毘盧遮那仏のことです。この仏様はお釈迦様の化身とも呼ばれ、光明が一切のところを照らす仏様ということから光明遍照、つまり大日如来と呼ばれます。

これまで、大迫磨涯石仏は牛馬の神様として信仰されましたが、本当の姿は「報身仏」です。報身仏とは、願い事をすれば、必ずその身を報いて下さる仏様ということですが、実はこの説明書を読んだのは家に帰ってからで、お願い事をするのを忘れていました。ちょっとショック。この石仏が牛馬神になったからかどうかはわからないけど、豊後大野市は畜産業がとても盛んなところです。

大迫磨涯仏の築造の年代は各地の大日如来こと大毘盧遮那仏の造立とあまりさはないそうです(日本最古の毘盧遮那仏は奈良の東大寺の大仏で、建立は749年)。平安時代末期から鎌倉時代初期の作だとされています。築造者は日羅とされていますが、当時の日羅の年齢と築造の年代に開きがあるため、本当は豊後の豪族大神一族ではないかと考えられています。

願い事が叶うのなら、前もって考えて行けばよかったな~なんてあとで思いました。本当に叶うのなら、もう一度行っても悪くはないかな?っていうか、こんなに欲深かったら叶えてくれませんよね。


今まで訪れた大分の磨涯仏
熊野磨崖仏(豊後高田市)
線彫磨涯仏(竹田市)
落水磨涯仏(豊後大野市)
普光寺磨涯仏(豊後大野市)
菅尾石仏(豊後大野市)
宮迫東、宮迫西磨涯仏(豊後大野市)
瑞光庵磨涯仏(豊後大野市)





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最終更新日  2006年11月08日 19時31分42秒
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