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2006年12月05日
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先週末の土曜日と日曜日は、豊後大野市緒方町で緒方三社川越祭りが開催されました。どんなお祭りかというと、ふんどし一丁の若い男性が冬空の下、御輿をかついでわっしょい、わっしょいと川を渡り、原尻の上の川の真ん中にある鳥居をくぐっていくのです。それはそれは寒そうで…。

でも、ただ川を渡るわけではありません。ちゃんとしたいわれがあります。詳しくはわからないのですが、源平時代の武将である緒方三郎惟栄にまつわるものだといわれています。緒方三郎惟栄といえば、源義経を迎え入れるために竹田市の岡城の基礎を築いた人です。

緒方には一の宮社、原尻の二の宮社、上自在の三の宮社があります。一の宮社には仲衰天皇(父)、二の宮社には応神天皇(子)、三の宮社には神功皇后(母)が祀られており、この川越祭りは一の宮社の御輿と三の宮社の御輿が二の宮社に集まるもので、毎年旧暦の10月に開催されています。

私は日曜日の夜に祭り見物に行ってきました。噂には聞いていたものの、まだ見たことがなかったのです。緒方の道の駅に着いてフラウケに電話し、原尻の滝まで迎えに来てくれました。滝の向こうにある二の宮社からは神楽の太鼓の音が聞こえ、松明が明々と焚かれていました。

着いたらもう7時を少し過ぎていたので、御輿を担いだ男性たちが石段を駆け下りてきました。

2006_12040010.JPG

この日は本当に寒くて、大変そうでした。御輿を担いで滝まで走り、それから周囲を走って川に入っていきました。私も空手の寒稽古で真冬の川の中へ入ったことがありますが、それはそれは冷たいし、おまけに苔で滑りやすいので大変なんですよ。おまけに彼らは重い御輿を担いでいるわけですからね。

川の中の鳥居をくぐるのも一苦労。
2006_12040028.JPG

御輿を担ぎ終えて万歳三唱。
2006_12040035.JPG

松明が熱そう、裸で寒そう、水が冷たそう、川で滑りそう、御輿が重そうなど、大変なお祭りだと思いますが、「わっしょい、わっしょい」と御輿を担ぐ男性たち、とてもかっこよかったです。意外に観光客が少なかったです。地元民や家族、少しのアマチュアカメラマンたちだけでした。こういう男気を感じるかっこいいお祭り、ぜひたくさんの人に見てほしいですね。私が男性だったら、絶対に参加してみたいです!





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最終更新日  2006年12月05日 23時01分19秒
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