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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:熊本県散策
明治10年(1877年)の西南戦争で、激戦地となった熊本県植木町にある田原坂、ここには以前も行ったことがあるのですが、今回はcolor_chartさんに連れて行っていただきました。前回見ることのできなかった官軍墓地へ行ってみたかったからです。ちょっと1人で行く勇気がなかったものですから…。
七本官軍墓地。 西南戦争で戦死した政府軍の軍人、軍夫、警察官を埋葬した官軍墓地は熊本県に21ヶ所あります。墓碑には階級、氏名、所属隊名、戦死した日、場所および出身地が刻まれています。 ここ七本官軍墓地には、熊本鎮台14連隊所属の河原林少尉のほか、植木、滴水、木留で戦死した東京、大阪、名古屋、広島および熊本鎮台の兵士300余が埋葬されています。 明るい駐車場から墓地へ来てみると、やっぱりなんだか1人で足を運ぶにはなんとなく躊躇してしまう場所でした。まあ、お墓なんてどこもそんな感じなのでしょうけどね。一応史跡見物ってことで行きましたけど、お付き合いしてくれた、しかも運転までしていただいたcolor_chartさんには感謝です。 田原坂へ行く途中で、他の墓所へも行ってみました。こちらは政府軍と戦った薩摩軍のお墓でした。 七本柿木台場薩軍墓地。 政府軍に対抗する薩軍には、熊本からもいくつかの隊が参加しました。3月20日に田原坂の戦いが終わると、吉次、木留、植木などを中心に戦われました。この墓地には、3月14日に七本で戦死した薩軍311名と、熊本隊3番小隊長の城市郎が埋葬されています。 そして田原坂へ。田原坂についての記事は以前書きましたので、そちらのほうをご覧ください。→こちらです。 田原坂にある全ての戦死者たちの慰霊碑。 私は日本史が大好きですが、特に戊辰戦争から明治時代にかけての歴史がいちばん好きです。近代の日本の礎ができるまでの激動の時代、ちょっと複雑だけどいちばん惹きこまれます。西南戦争も九州に住んでいるからかもしれないし、うちの近くには大分県で最初に西南戦争の戦いが始まった場所があるので、特に感心があります。 でも、政府軍が正しいとか、西郷さんはヒーローなんて考えは全くないのですけ。ドラマとかじゃきれいごとで終わっていますけど、西郷さんに共感できる部分はどちらかというとあまりないです。だって、不平士族の不満を解消するための征韓論ですからね。 植木には乃木大将の記念碑や、おもしろそうなものがまだまだありそうなので、また史跡めぐりに行ってみたいな~って思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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