|
カテゴリ:どーでもいー話
なんだか最近、過去話ばかり書いていますね。っていうか、最近は特に何もなくてですね~。何もないというか、年の瀬で慌しくて出かけることもないです。今年散策して、まだブログに書いていない場所もいくつかあるけど、いろいろ調べるのが面倒で放置状態です。冬休み(今年は短い!)にその辺はアップしていきますので…。
で、これは再びかわいらしかった学生時代(はい、今これを読んでいる学生時代の友人からブーイング)のお話です。 大学時代の最初の2年間を下宿で過ごし、2回生の後期試験が終わってから引越しをしました。木造2階建てのアパートの2階でした。そこは組長さんとケンカの舞台となった、2階の変なおじさんの住むアパートではございません。その前年に住んでいたところです。6畳と4畳半の2間に、台所、お風呂、トイレもついていて、古いけどとても素敵なアパートでした。ただ、すぐ近くに線路があり、夜中に長~い貨物列車が走ると部屋も揺れ、引越し初日は地震かと思って飛び起きたくらいです。 そんな夏のある日のことでした。私は普段、6畳の部屋を使っていて、4畳半の部屋は寝る部屋にしていました。暑いので窓を開けて網戸にし、ふすまもいつも開けて風通しがいいようにしていました。いつものように6畳の部屋で課題のレポートか何かを書いていました。すると、隣の部屋からガサガサッとかっていう物音がしてくるのです。一度や二度ではなく、ず~っと。女の子の1人暮らし、怖かったけど勇気を出して隣の部屋に行ってみました。音のするほうを恐々を見ると、黒い大きな蛾のような物が押入れの扉に止まっていました。 私は即座にふすまをバタン!と閉めました。暑いのなんて吹き飛びました。田舎育ちだけど、虫が怖いのです。毛の生えていないものはもちろん、蛾のでかいのなんて恐怖の極みでした。もう頭の中は、夜どこで寝ようか、あの物体をどうやってどけようか、そればかりでした。 そんなときに電話のベルが!これは天の助け…いえ、友人のTくんとOくんでした。これから私のアパートに遊びに来るっていう電話。もう神の声にしか聞こえませんでしたよ。TくんとOくんが来て、早速隣の部屋に大きな蛾がいること、それを取ってほしいことを言いました。2人はもちろんとふすまを開けて隣の部屋に入って行くと、彼らの「うわぁ~っ!」って悲鳴が! 「これ、蛾じゃないよ!コウモリだよ!」 って、え~~~っ?私は2人に、そんなの見たくないから絶対ふすまを開けるなと言い、武器(?)のほうきとちりとりを渡しました。格闘すること数分、2人はコウモリを捕獲、外に出してくれました。 それ以降、コウモリくんは2度も私のアパートにやってきました。2度目も同じ音に気付いたものの、もう真夜中。友人も呼べません。ほうきとちりとりを握り締め、ふすまをバンッ!と開けると、翼を広げたコウモリがヒラヒラヒラヒラ~と私のリビングスペースに飛んで来ました。ほうきを振り回し、汗をダラダラ流しながらコウモリと格闘。台所に舞い降りたコウモリをほうきで確保、ちりとりに乗せて外に放しました。 3度目はもう慣れたもので、格闘もせず、普通に止まっているコウモリをほうきとちりとりでホイっと外に出しました。慣れって人を強くするんですね~。 そんな夏の終わり、4畳半の部屋の窓からきれいな夕日を眺めていました。向こうの空には鳥の群れ。だんだん近づくその数羽の群れ。そこで気付きました。それは鳥ではなくて数匹のコウモリの群れ。何も言わずに窓をバタンと閉めました。網戸の場合、どうにかこうにかして潜り込んでくるんですよ! それにしても、ほんの数日間に3度もコウモリの襲来に遭うとは。広島ってコウモリが多いのかしら?後に県東部の福山市出身の友人が言っていたのですが、福山はコウモリが多くて、市のシンボルマークにもなっているそうです。って、バットマンのマークみたいな感じ?それ、本当?私をだましてない? コウモリのことをさも恐ろしい生き物のように書いたのですが、実際はとても小さい生き物でした。翼を閉じるとひし形のような形で手のひらに乗るサイズなんですよ。初めて見たものだからあんなに怖かったに違いありません。今なら、特にどうってこともないはずです。たぶんね…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[どーでもいー話] カテゴリの最新記事
|