ハナちゃんといっしょ

これはある秋の日の散策日記です。地図を見ていると、ちょっと気になる滝があったので行くことにしました。それは鮎返ノ滝という、あまり大きくはないけど写真を見るときれいでした。で、そちら方面で仕事のある日に車を走らせ、滝へ向かったのですが…。

私は方向音痴です。本当、なんでいつも１人で出かけて無事なんかって思うくらいです。途中までは快調に車を飛ばしました。立野の阿蘇大橋を越えて、坂を上り、しかしどこでどう間違えたのでしょう。地図よりも果てしなく遠くの橋のたもとまでやってきていました。ただ、その橋からの眺めがすごくいいので、橋の先の路肩のパーキングエリアに停めて橋を歩いてみました。私のほかにも車を停めて、橋からの絶景を楽しんでいる人がいました。

どんな景色かって？こんなんです。
　

紅葉シーズンのちょっと前だったので、ちらほら赤い木々が見えます。お天気が悪いので、あまりきれいに撮れなかったけど、それはそれはすごい眺めでした。

ここは阿蘇北向谷原始林という、国指定の天然記念物(昭和44年８月22日指定)なのです。ここへ来て初めて知ったのですけどね。標高790ｍの北向山は、阿蘇外輪山が白川の流れによって削られた険しい北向きの斜面です。シイ、カシ、タブ、モッコウなどの常緑樹、ケヤキ、カエデ、シダ類の落葉樹、ノブドウ、ムベ、ツグミ等のツル植物などが約84ヘクタールに繁茂しています。

※１ヘクタール＝10000平方メートル
　(東京ドーム＝46755平方メートル)

反対側を見下ろすと…


川の上に石橋もかかっているし、なんだか散策ができそうです。車が降りられる道があるものの、離合ができそうではないし、歩こうかと思ったけどすでに４時も回り、小雨も降っていました。それに、こういうところはやっぱり１人では怖いような気がしたので、今回はあきらめました。誰かいっしょに行って～。楽しく秘境めぐりしませんか？(笑)

肝心の鮎返ノ滝ですが、栃木温泉の辺りだとわかって向かいましたが、結局どこだかわからないままでした。今度はもっとよく調べて行こうと思います。行ったことのある方は、教えてくださいね。