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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:大分・竹田市散策
寒いです…。風は強いし、外は白くなっています。そんなに積もらないとは思いますけど、たぶん道路はカチンカチンに凍っていることでしょう。ってなわけで、今日のお仕事は明日の午後に延期となりました。しかし、こんなに忙しい年末は今までにないです…。プチパニックに陥りそうですが、30日までの我慢です。
ってことで、今夜は自分の大好きなことを書こうと思います。甘いもの?ちがいますよ~。実は私、趣味のひとつが美術鑑賞なんです。詳しくもないし、知ったかぶりもしません…っていうか、そんなに知識はありません。自分が描いていたからその延長上で美術作品を見て歩くのが好きなんです。好みもあるけど、やっぱり落ち着くんですよね~。 好きな画家の一人、それはマルク・シャガール(1887-1995)です。淡い色、優しい感じの絵が大好きです。特に好きな作品は『恋人(Sweethearts)』と『母と子』(健康保険南海病院所蔵)です。『母と子』は南海病院の所蔵展の巡回のときに実物を見ました。たまたま学芸員の説明ツアーがあって、絵のエピソードを聞いてますます好きになりました。 今年9月15日に、マルク・シャガール久住高原美術館が竹田市久住花公園内にオープンしました。コスモスを見に行った際に発見!シャガールだけの作品を展示した美術館です。これまでは由布市湯布院、長野県安曇野市にありました。う~ん、日本人ってシャガールが好きなのね~。わかるわ~。 いつもの私ならすたこらさっさと入場料を払って入っていくのですが、今回はちょっとだけ躊躇しました。っていうのも、花公園に入るのに入場料600円、さらに美術館の入場料が500円…。頼むから、花公園の外に造ってよ~(笑)。まあいいかって思い、入ったんですけどね。 さて、ここでの展示品はたぶん、恐らく、日本では唯一ここでしか見られない作品集です。私も初めて見ました。っていうか、知らなかったです。それは古代ギリシアの吟遊詩人ホロメスの叙事詩『オデュッセイア(ODYSSEAA)』の挿画本の全43点が展示されています。 何のことかわからないでしょう?私もわかりませんから(笑)。でも、トロイ戦争って聞けば何となくわかりますよね。『オデュッセイア』とは、古代ギリシアの英雄デュッセウス(ユリシーズ)が、トロイア(トロイ)戦争後に故郷へ帰るまでの旅の冒険叙述詩です。シャガールはこの物語の主要場面を描いていて、この全ての挿画が見られる場所は世界中でも数少ないのだそうです。そのひとつが久住なんだからすごいですよね。 私はこの有名らしい物語を知りませんでした。美術館から帰ってから『オデュッセイア』やホロメスについて調べてみたのですが、実は、こういう冒険物語のお話にあまり興味がないんです。ただ、絵が好きなのでまあその背景くらいは知っておこうって思いまして…。 美術館そのものはそんなに規模が大きくないし、わざわざ入場料を払ってまで…って人はほとんどいません。経営は大丈夫か???でも、シャガールファンは必見の美術館です。私はまだ湯布院のほうを見ていないので、近々行ってみたいな~って思っています。道路凍結の危機がなくなったらね…。山越えは大変なのです。 館内は撮影禁止なので、中の様子や『オデュッセイア』の物語を知りたい方は、HPをご覧ください。→マルク・シャガール久住高原美術館 これはシカゴで見たシャガールのモザイク画『四季(Seasons)』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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