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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:大分・竹田市散策
朝起きたら銀世界の狸山…いえ、中九州でございます。昨晩はものすごい大風だったから、雪も積もれないだろうな~と思ってたら、数センチの積雪でした。寒いのなんの。まだ裏庭の雪は解けていません。おまけに今夜も風が強いです。
今日は久々に寺というか、仏像というか、仏の里大分の石造文化財の紹介をします。これは、え?こんな身近なところに?って場所にありました。 それは竹田市にある高流寺の石造仁王像です。高流寺は、岡藩中川二代目久盛公が、桐谷禅師を招いて元和8年(1622年)に建立された臨済宗妙心寺派の禅寺です。ここは私の亡くなった祖父の菩提寺で、法事やお墓参りで何度も訪れたことがあるお寺なのです。しかし、ここに仁王像があることなんてまったく知りませんでした。 私のブログを長く読んでくださっている方は、私が石仏、磨崖仏好きというのはご存知ですよね。ある秋の日、今度はどこの石仏を見に行こうかと観光マップを広げて、たまたま目に付いたのがこの高流寺の仁王像でした。びっくりしました、仁王像がよく行くお寺にあるだなんて。どこにあるのか母に聞いてみたら、お寺の石段を上りつめた門の両脇にあるという話。いつも車で境内まで運転していくので、ここの石段は上ったことがありませんでした。というか、存在すら知らなかった…。 で、祖父のお墓参りのついでに仁王像を見てきました。 はい、こんなに立派な仁王像がありましたよ。鐘楼前で阿形とうん形の仁王像が向き合っていました。市指定の文化財です(昭和47年指定)。 石質は阿蘇溶結凝灰岩で、顔や身体の表現に特徴があるそうです。そんな特徴かは写真で推測してください。造立年代は明らかではありませんが、うん形像背面に「肥前州小城郡 砥川庄 工師棟梁 平川好衛門 同富永久太良 」という銘文が記されています。この仁王像を作った人の名前と出身地っぽいですね。 この高流寺には、金神堂という市指定の文化財があることをつい最近知りました。次回のお墓参りのときには、この金神堂も見てきます。そのときは石段もしっかり上りたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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