|
テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:大分県散策
風邪、ちょっとひどくなってきてるかもね~。昨日までは治りかかっていたのですが、今日は鼻水、くしゃみがひどいです。仕事中はポケットティッシュ、3つ消費。明日の朝、おそらく鼻の下ガビガビです。
中津市にある日蓮宗のお寺、大法寺は、慶長5年(1600年)に創建されたお寺です。ユニークなお寺の多い中津では、あまり目立ったものではないのですが、これがなかなか由緒正しいお寺なのです。 大法寺の掲示板より抜粋。 「庭内には肥後藩主の加藤清正公を祀る淨池宮(じょうちぐう)、婦人病平癒に高徳のある神様として伝えられる秋山堂(しゅうざんどう)が建立されています。また大石良雄(内蔵助)奉納という二基の石灯籠、由井正雪が植えたとされる塩釜桜の大樹があり、一名正雪桜と伝えられています。」 という、まあ、歴史の教科書に出てくる名前がぞろぞろですね。時間がなくて境内に入ってじっくりは見てないんですけど、ここはまたゆっくり来たいところかも。福沢諭吉のお姉さんのお墓もこのお寺にあるんだそうです。 ちょっと奥まった場所にある大法寺の入口で目立つもの、それはこれ。 鬼子母神像です。鬼子母神とは、安産・子育ての神として信仰されていることは周知のこと。でも、なぜ「鬼」という字がつくのか、不思議でしょう?これは前に読んだ本と、今日たまたま電車の中で読んだ本に鬼子母神について説明していた記述があったので、簡単に紹介します。 鬼子母神は元はインドの神様です(サンスクリット語で「ハーリーティー」)。最初は残虐な女性神で、多くの子どもを産んだのですが、そのわが子を養うためにほかの人の子どもを盗んでは、食料として自分の子どもに与えていました。人々は鬼子母神を恐れ、そして憎み、釈迦にどうにかしてほしいとお願いしました。すると釈迦は、鬼子母神のいちばん下の子を隠してしまい、それを知った鬼子母神は嘆き悲しみました。釈迦が子どもを失った親の気持ちがわかったかと鬼子母神に戒めると、彼女は過ちを悟り、釈迦に帰依してその後、安産・子育ての守護神となったそうです。 鬼子母神がそんな恐ろしい神様だなんて、思いも寄りませんよね。この大法寺の鬼子母神像は優しそうで慈愛に満ちた感じなのですが、阿蘇地方のとある場所には不気味な形相の鬼子母神像もあるのだそうです。見てみたいような、見たくないような…。 ※参考:「仏さまのすべてがわかる本」 「日本の女神様がよくわかる本」 「日本人なら知っておきたいお寺と神社」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[大分県散策] カテゴリの最新記事
|