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テーマ:大分&熊本 観光地紹介(838)
カテゴリ:大分県散策
宇佐市にある医王山東光寺は建立年は不明ですが620年の歴史を持つといわれています。貞治元年(1362)の8月19日に開山したとも云われています。開山と宇治は臨済宗でしたが、現在は曹洞宗の寺院です。本尊は薬師如来像で、ほかにも大仏が安置されています。
この東光寺は五百羅漢のお寺として有名です。門をくぐって境内を抜け、お寺の裏に行くと、左右にずらりと羅漢さんが並んでいて、それは圧倒的です。 ほんの一部です。 この羅漢像は、王峰道琳和尚が干害に苦しむ住民を救うため、日出の石工・吉野覚之丞に依頼して彫り上げられました。安政6年(1859)から明治15年までの24年間の歳月を費やして521体が彫られました。当時の羅漢像は異相が多かったのですが、東光寺の羅漢さんの表情は「美・笑・醜・渋」の四面相があり、表情豊かで個性的です。 こんなんもありました~。 本当に、ひとつひとつの像の表情を見ていてもまったく飽きません。観音様のように穏やかな表情もあれば、怒っている顔、物思いにふけっている顔、密談しているような姿、そして上の写真のように意味不明なものがずらりと並んでいます。 五百羅漢のさらに奥には十六羅漢と佛足石があります。十六羅漢はお釈迦様が亡くなった時点でのお弟子さんの数です。佛足石は1尺6寸あり、薬師寺にある日本唯一の佛足石を取り調べ、模して創られたもので、全国でも数が少なく貴重なものといわれています。 この東光寺はJR柳ヶ浦駅を南下した田んぼの中にあります。標識は寺の直前に行かなければ出ていないので、多少見つけにくいかもしれません。しかし、一見の価値のあるお寺です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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