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カテゴリ:オヤジ社長の紳士的改造案
最近、社長は痩せるために自転車通勤している。
去年もそんな事していたようだが、寒くなったり暑くなる季節ごとに挫折している。 ホントに自分に あま~い のである。 もちろん、甘いものなどもひかえる注意は私の役目。 昨日、社長は午前からの来客と話が長引いてとうとう正午に・・・ 次の仕事先には新入り天然娘の梅ちゃんと12:30に出発する予定。 私は「梅ちゃん、お弁当食べる時間ないから先に食べときや~」とアドバイスした。 「いえ・・・やっぱり社長を待っていたほうが・・・(ぐぅ~)」と梅ちゃん。 「いいねん、勝手にしはるねん。っていうかこっちが気使ってもムダやねん。あの人の場合・・・」 そういっている間に来客者と話を終えた社長が席に戻るなり言った。 「あ~腹減った。メシや!梅ちゃん時間ないから早く食べや!あ、俺・・・・食うものない。また嫁はん、弁当作ってくれへんかったからなぁ・・・買いに行く時間も無いし、次の仕事1件終わってから何か食うわ!梅ちゃん早く食べや。時間ないぞ!」 「いえ・・・じゃあ私も戻ってからにします。」(ぐぅ~っ) かわいそうに・・・ 「しかし腹減った!!何か食うものないんかぁ!!!」 おなかが空くと機嫌が悪くなる社長。 「これ・・・どうぞ。」うめちゃんがパフケーキを差し出した。 それ、梅ちゃん、あんた昨日「明日の楽しみ。ウフっ」って大事にとっておいたおやつやん! そんなん、社長に渡さなくていいぞ!っていうかやめて! ダイエット中なの知ってるやろぉ!!! 「これ・・・どうぞ。」 「・・・・・・・・・。」じっと見て考える社長。 断れ!いや、断るはず!断ってくれ! 「ありがと!パクっ!」 あーーーーーー!!! 食っちまったぁ!!!! 断れよぉ~! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 夕方、 私の来客が差し入れに、シュークリームを持ってきた。 その人が帰ると 「何か持ってきてくれたんじゃないのか?みんな食べたんか?」 と、社長が言ったので 「じゃあダイエットしていない人はいただきましょう!」 と私は意地悪に言った。 「は~い。」「わ~い」「ハイっ」みんなが手をあげた。 もちろん社長も普通に手を上げていた・・・ 頭をかかえている私の耳に聞こえてきた梅ちゃんの声。 「あ、少しあまる!明日の分にとっておこ~っと!うふっ」 頭をかかえていた私の腕が ガクっ。 私の情けな~いお顔が 崩れ落ちていった・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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