メキシコのカンクンにて
あっという間に一週間が過ぎてしまった。セレブな生活をさせてもらっている。朝からビールはあたりまえ、夜はどこどこの牛だとか、ふだん食わない250グラムも高級ワインでぺろりと、入ってしまう。ちょつと飲んでみたかった、ヘンドリックのジンもジントニックで飲んでいるよ。マンションの21階の眺めからは、カンクンのホテル街が一望に見えて、その向こうには青いカリブの海が広がっている。マンションの下は大きなショッピングセンターになっているので、散歩がてらに、うろうろしている。シアーズ、リバプールと言った大型店から、食料品のスーパー、映画館、専門店カジノまであるんだよ。カジノでは負けてきたけどね。博打はやっぱり、好きではないね。活気はあるね。人口が100万人を超えたとか、これが、何年か先には、200万人まで膨れ上がるとかで、日本とは大違いです。良い事ばかりのようだが、貧富の差も激しいようで、道端で物売りや、物乞いに車の窓を叩かれる。パブで飲んでいると、靴磨きのおじさんがやってきて、どうも戦後のどさくさの日本を思い出してしまうが、仕事をあげるのも人助けだからと、磨いてもらった。300円と言うので、二人でチップを入れて1,000円払った。磨いて貰うようないい靴ではないのだけれど、紐まではずして、ぴかぴかになった。スーパーに行くと必ず、手押し車の荷物を、車まで運んで積んでくれたり、レジでも袋ずめをてつだってくれる。チップを貰うためだ。この国の人は、こんなことが当たり前なのだと思うと、仕事はなんでもあるものだと思う。金を稼いだら、バンバン使う、人生楽しんで何ぼという世界。21階にいるのに、朝の4時まで、向かいのデスコからガンガン音楽が、流れてきても、文句をいわない。良い国だ。