お姫と一緒に、はじめの一歩

担当の先生が診察に来た。

先生：何も変化が無かったら、帰っていいからねぇ～

ちくわママ：えぇ!!今日産むんじゃないんですかぁ？

先生：帰っていいよ。ま、とりあえず、内診してみようか

ちくわママ：今日、産みたい!!

以前、テレビで促進剤を使いすぎて死産になった番組を見ていたから、

余り使いたくは無かったけど、友達も同じ病院・先生で促進剤を使って

無事出産していたので、余り不安は無かった。

それより、今日、出産しないと、休みを取って来た旦那ちゃまを又帰すことになる。

帰ってる途中や、帰って直ぐ、出産となったら、お金と体力を使って

また、トンボ帰りとなってしまうから、もう産んでしまいたかった。

先生：あれ？子宮口が5センチ開いてるよ。うん、じゃあ、このまま出産に入ろう！

と言うことで、そのまま診察台の上で出産することに。

助産師さんが準備を進めている間に、旦那ちゃまがやって来た。

ちくわママ：あれ？よくココが分かったね。

旦那ちゃま：メールの返事が来なかったし、昨日の病室に居なかったから。

ちくわママ：ゴメンゴメン。診察からこのまま出産になるみたい。

旦那ちゃま：ナースステーションで聞いて、連れて来て貰った。

助産師：ご主人は、立ち会われますか？

旦那ちゃま：僕、怖いんで、立会いは遠慮します。

助産師：あら、立ち会われればいいのに。

旦那ちゃま：いえ、遠慮しておきます。

そんなやり取りをしている間に、点滴が始まった。

午前9時30分頃、お産開始。

＊＊＊つづく＊＊＊