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カテゴリ:保育園って楽しいよ!
入園から1週間がたちました。 「ここはいつも私のいるところと違うでしょ!」 どうにかしてほしくても自分の気持ちを 「なあ~んにも、わかってくれていないでしょ!」 一番小さな0歳児でも抱っこの仕方から 「違う!違う!そんなんじゃ、いや!」 毎日毎日泣いて訴えるしか方法がありません。 でも、0歳児であればこそ、「やわ」ではありません。 涙の影から、私たちをじっと観察しています。 この人はさっき声をかけてくれた人、 今、部屋に入ってきた人は初めての人、 あの人はお母さんに似ているけれど、 ぼくのお母さんではないぞ、 とにかく、観察眼の鋭いこと! 入園してから5日目、賢い0歳児軍団!は すでに「自分をなんとか受け入れてくれようと している人」がはっきりとわかってきて、 その人を独占しようとするたくましい気持ちも出ています。 違う人が抱こうとしたり、自分の担当の保育者が 「ちょっと待っててね」と一人遊びに誘うしぐさを見せる だけですぐに察知して、 「まさか、私から離れようと思っているんじゃないでしょ」 とばかりに強く泣きじゃくって、離れないように予防線を張るんです。 0歳児には立派な知恵がありますよ~ 赤ちゃん科学の研究者が分析されていることは こういうこと?(全く違うかもしれないけれど) って思える赤ちゃんの能力に感心するばかりです。 言葉で説明できないだけ 身体や感覚、全身の力を振りしぼって 私たち保育者にメッセージをバリバリ伝えようとします。 5日間を過ぎても、まだ「あなたでok」のサインは・・・もらえてない?のですが 泣き方が弱くなったり、あやしかけに応じてくれたり 少しは泣き止んで遊んでくれている時間もできているのですが まだまだ信用されていない気がするのです。 どんなに泣いても「とことん付き合ってくれる人」 「気持ちも身体もそばに寄り添ってくれる人?あなたは!」 「私でもいいかしら?我慢してくれる? 私はあなたから離れたりしないよ、だから安心してね」と 自分で自分に言い聞かせながら 私の身体の中にしみこませて抱き、語りかけます。 慣らし保育という言葉がありますが 慣らすというのは大人の都合で作られた言葉、 そんな言葉が赤ちゃんに簡単に通用するって・・・! 大人のおごり、保育者のおごりではないかしら? 最後まで信用されていないかもしれないけれど あきらめて、許してくれて、赤ちゃんの方が受け入れてくれる? そんな赤ちゃんの寛容さ、おおらかさに 心から感謝したい、この時期は特にそう思えてなりません・・ 人としての始まりに出会えたことも・・・ 「あなたの人生の最初に、たまたま保育園に入ってきたため に出会った大人が私で、毎日顔を合わせなければ ならないよその知らない人」ってわけで その印象が刷り込まれてしまったら、本当に こわい、ことです。 出会いにはいつも謙虚な気持ちを持ち、 ベテランであろうとなかろうと 「はじめまして、私でよかったら、・・・」と 大人の「人と人の関係」そのままに 真摯に向き合うことだと常々思っています。
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