子どもの地平と保育(私の研究ノート)

今回の沖縄でひとつの感動がありました・・・

保育園園長として長年エネルギッシュに頑張ってこられた

沖縄のＨ町Ｋ保育園園長のＯ先生

かつて「すべての子どもたちの笑顔を守りたい」

というタイトルで2005年の保育情報の巻頭随想を

書かれている先生です。

入所を拒まれたり、希望する園に入れなかった障がいをもつ

子どもたちを保育士加配や施設の改善全てを自前で請け負いな

がら健常な子どもたちと一緒に育てたいと・・ずっと頑張って

来られて、2005年にはやっと公的支援も受けられる児童

デイサービス事業を園に開設され、地域とのつながりを確実に

してこられた本当に実力のある園長先生です。

今年は大きな広い、大変眺望のよい土地（傾斜地で雑木が多く

立地条件は決してよくない土地だったようですが）素晴らしい

園舎に建て替えられ、6月からは新園舎で新たなスタートを切

って保育をなさっています。

この０先生、私的にもすごい方で・・・

実は8人もの子育てをしながら・・の園長暦なのです！

年齢はまだ５０代最後？というところなのですから・・

「園長頑張ってるなら、私も頑張るよ！］と保護者が元気を

もらったりするほど、そのバイタリティーで皆を励まして

こられたと思います。

今は末のお子さんが20歳になられて、子育ても一段落なさった

ようですが、昨年7月には大変な大病で大きな手術をしたので

す。今年の3月位はまだ車椅子で、旧園舎と新園舎を行き来し

ながら・・の毎日だったようですが・・

先日お会いしたときは本当にお元気で、まだ杖をついて歩いて

いらっしゃったり、言葉を思い出すのに一苦労！とつぶやいて

はいらっしゃいましたが、とてもとても・・お元気になられて

いました。

先日伺ったその日は、丁度夕涼み会でにぎわっていました。

会の冒頭、園長はしっかりした言葉で挨拶をし、目が潤んでい

るようでした・・

お子さんたちの多くは今保育者としてしっかりお母さんを支え

ていらしたし、０先生は新しい園舎のように、地域全体から遠

く海までを見据え、二本の足でしっかり立っていらっしゃるよ

うに思えました。

　そして、園長を囲むように多くの保護者が園舎狭しと賑わっ

て・・。

胸がじーんと熱くなってしまいました・・・。