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いよいよわが園でも今月から第三者評価がスタートした。
先日は第三者評価機関の業者の方、3人が園に説明に見えた。 初老の温厚そうな紳士・・。定年後のお仕事のようだ。 ソファに座るなり、「いや~保育園はいいですね」 園庭で遊んでいる子どもたちがガラス越しに笑顔で手を振っている・・ 目を細めているおじ様たち。 そして、評価シートをかいつまんで説明し始める。 私たち職員はあらかじめ全員で読み合わせをして、文言や保育園にはそ ぐわない表現の箇所をあらかじめチェックしておいた。 「サービス終了後フォローするシステムがあるか」という問いについて で、注釈に〔就学を除く〕とある。 ということは中途退園か?と皆で質問しようと決めていた。 「転居や家庭の事情で中途で退園する場合をさすのか?」と質問した。 「・・・・・」言葉がかえってこない・・ 「例えば施設で介護を受けていた方、障碍の方が施設から出た場合に 社会復帰がどれくらいできているか、あるいは生活支援などをフォロー する場合をさすのでしょうか?」とこちらから話すと 「そう、そうですが・・」とまた言葉がつまる。 この業者、ホームページで見ると介護施設の評価が中心だった 保育園の実績もあるはずなのだが・・評価機関の質こそ問題だ! これなら保育園の評価をする意味はほとんどなさそうだ。 自分たちの自己評価がある意味きちんとできるシステム がおおむね出来ていれば、介護の内容をスライドさせたような 評価項目で評価を受ける時間と労力を費やすなんてほんとに 徒労だ・・。 運営面といったって、公立園は行政が財政面などすべてを牛耳っている わけで、予算の割り振りも全て決められているし、環境エコも行政の指 示だし、施設・個人目標管理シートで成果を人事考課につなげている し・・職場は事業の進捗状況から何から何までチェックされている 園内研修も活発で、シフトしながらグループで時間調整をしながら 課題に取り組んでいるし・・。 その忙しさに拍車をかけるような第三者評価・・それがなんだか こんなあやふやなことで、何を評価するのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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