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ご近所に市立文学館があって、昨日から絵本の原画展をやっています。 今日は、小学校で夏休みの工作の展示をやっていたので、息子と作品を見て回って、その足で文学館にダッシュ。明日は土曜日だから、今日すいてるうちに一回見てみようというわけです。 平日で閉館1時間前だったせいもあり、お客は2~3組しかいませんでした。 田舎町としては、めったにないような企画なのにもったいなーいと思いながらも、のびのび自由に見れてシメシメ。 息子は、飛び出していったと思ったら、飛び出す絵本のコーナーに直行。 さっそく「わっ、すげっ」「うわ、こえっ」と言ってるので、何かと思ったら、この「ようかいアニミちゃん」でした。 アニミちゃんは、かわいい女の子。子犬のブルブルがいなくなったので、外へ探しに出かけます。そして外で出会った人たちにブルブルの行方を聞きますが・・・。 と、普通ならアニミちゃんが近所の野山で出会うのは、例えばウシさんだったり、ウサギさんだったり、農家のおじさんだったりするんでしょうが、何せアニミちゃんは妖怪。近所に住んでるのも、もちろん妖怪です。風景も田園ではなくて、ヒュードロドロな世界です。アニミちゃん、火の玉をチョウチンがわりに下げてます。 アニミちゃんの行く先々で妖怪さんたちはとても親切にブルブルの行方を教えてくれます。 仕掛けがすごいです。何気なく開けると目に刺さりそうな塔がヒュッと立ったり、渦巻く火炎が出てきたり、ドキッとしたり感嘆したり。 びっくりして、ほっとして、数ページ安穏にめくっていると、また急にびっくりという感じで、怖がらせどころというか、びっくりしどころのタイミングがいいんです。 作者の荒井良二さんは、日本初リンドグレーン賞を受賞した方で、「ルフランルフラン」などの作品が有名です。 そういう知識はあっても、実は立ち読みでパラパラ見たくらいだったんですが、ほかの作品もぜひ見たくなってしまいました。 ほかの展示も素晴らしかったんですが、このたびは最も目をひきました。 でも、本当のお目当ては別にありました。 長新太さんの原画です。 今回は「泣いた」と「ゴムあたまポンたろう」が来ていました。 息子も大好きなので、「ゴムあたまポンたろう」を読みふけりますが、原画にはまだ興味がないようすです。 息子が本を読んでいる間、じっくり原画を見ることができました。 原画ってけっこう大きいんですね。それに色がきれいでした。 「サニーのおねがい 地雷ではなく花をください」(柳瀬房子文・葉祥明絵)の原画が衝撃的でした。 もうすこしじっくり見たかったのですが、閉館時間が迫っていたので、さらっと見て帰ってきました。家から10分もかからない所にあるので、また見に行こうと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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