Honeybee Maja

昔、この国に、年に数回来ていた頃は、ニュースエージェント（所謂コンビニですね）で見かけるローカルな新聞（地元紙）なんて、目にも留まらなかった。
だいたいがその地域の中だけの報道内容だろうし、そこまで地元密着な話をされても私にはチンプンカンプンだし。

だけど、こちらに越してきて１年半余。いつもは全国紙のThe Guardianと、日曜紙のThe Observerを愛読している私だが、この２紙、かなりのボリュームなのだ。ガーディアンは最近紙面のサイズを少し小さくしたが、それでもまだ結構大きい。オブザーバーに至っては、でかすぎてかさばって大変！！全部読むのに、私は２日くらいかかる。だって多すぎるんだもん、情報が、、、。土曜版と、日曜のオブザーバーには付録がいっぱいついてくるし。それを読むと、雑誌なんかいらないくらいじゃないかしら、、、。まあ、全部読むの大変だけれど、その分、面白いし、一応左派としてスタートしているので、右ではない私にはもってこいなのだ（別に政治にとらわれているわけではありません、、）。

それに比べて、このEdinburgh Evening News、かなり薄い（それでも今見たら６４ページもあった、、、。プラス、経済面が独立して２０ページくらいついてくる）。そして、サイズも小さい。夕刊○ジの大きさだ（タブロイドサイズ）。国際ニュースもちょこっと載っているけれど、殆どエディンバラのニュース。最近のバスサービスの悪さについて、とか、飲酒による迷惑行為in Grassmarket（市内にあるエリア。うちの大学もあるけど、飲み屋が多くて毎晩うるさい）についての読者の意見とか、空港を大きくしたらこうなる、とか、路面電車の建設案が出ているが、元々の焼く２倍のコストがかかるからどうしましょう、とか、スコットランド一醜い建物、St. Jamesのショッピングセンターやその裏の元スコッティッシュオフィスビルが売りに出された（外観をもっと素敵に変えるらしい）とか、ヒブス（エディンバラのフットボールクラブの一つ）がどーした、とか、グラスゴーと張り合うより、仲良くしましょう、とか（笑。東京と大阪みたいなもんか？）、、、。

エディンバラでの暮らしが長くなればなるほど、地域の情報にもくわしくなっていく。そんな私は、最近このエディンバラ・イヴニング・ニュースを読むのが楽しみなのだ。エディンバラの人たちが、何を問題視したり、考えたり、意見したりするのか知る事ができるから。私がいつも、イライラさせられること、例えば、道路工事（いつでもどこかでやっている。そして永遠に終りそうにない）。時間通りに来ないバス（途中で別のバスにいきなり乗り換えさせられることはしょっちゅう）。アル中。迷惑行為（日本よりはるかに多い）。ゴミを平気で道に放る（信じられない！！）。などなど、、こういうことを、この国の人たちは何とも思わないのか、と思っていた。でも、この夕刊紙を読むようになって、そうでもないことがわかった。みんな、不満はあるようだ。解決するのはまた別の話だけど、、、。

みなさんも、たまに地元紙を手にしてみては？結構面白いかもしれませんよ～。「おお、ここ知ってるぞ」とか、「母校の先生が！！」とか、あるかもしれません、、、。