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カテゴリ:BOOKS
伊坂幸太郎氏のファンの方には垂涎のエッセイ集。 氏の人柄や日常、本、音楽、映画などなどてんこもり。 ただ、ちょっと胃もたれ。 わたしは、氏の人柄がどうこうよりも、 氏の作品のほうが好きだ。 エッセイよりもフィクションのほうが。 ああ、こういうこと言われてみたいなあ。ってか、言ってみたい。 私はこういうこといいそうな親だなあ。 おまけのYくん ここで、紹介されていた 夢枕獏氏の「上弦の月を食べる獅子」!!! 私も心に残ってる本の一冊なのだ。 結婚する前、大阪に勤務していたのだが、 そこのバイトでYくんという大学生がいた。 彼は堺の人で、オフィスのある大阪のキタまで通っていた。 Yくんは今でいう、草食系で、オタク系。 私は草食でもオタクでもないが、 彼とは気があって、いろいろな本をいつも借りては、 彼の住む世界にどっぷりはまっていた。 今となればどんな本を借りていたのか、メモしとけばよかったと思う。 その中に、「上弦の月を食べる獅子」があったのだ。 だから、この本を読んだときの自分の鼓動を思い出すだけではなく、 同時に、彼のことも思い出す。 今でもきっと会えば、本を紹介してくれるに違いない彼を。 しかし、音信不通である。 私は結婚して会社を辞めたし、 彼は学校が忙しくなり、バイトを辞めた。 彼は学校の先生になるっていってなかったっけ? いまはどうしているだろう。 青白く細面、 すらりとした猫背で、教壇に立っているのだろうか
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Last updated
2011年05月29日 20時30分03秒
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