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カテゴリ:BOOKS
いぴ 角田光代氏の 「ツリーハウス」 こういう本を待っていた。 大好きだ。 根無し草だ、地面に張った根っこなんかないうち、 と自分んちの家族を思う、良嗣の、 祖父祖母、父母、叔父叔母、兄弟たちの物語。 満州から引き上げ、戦後、昭和、平成と時間軸が流れていく。 時代の大きな波に飲まれながらも、 きっと普通に生きてきた普通の家族。 普通の日常。 大きな盛り上がりはないが、 ふつふつと日常の大切さや、 時間を経て得るものの大きさを感じさせられる。 472頁。読み応えアリ。 貧しい自由のない時代に生まれた祖母。 満州へと逃げ、そして、引き上げ、生きてきた。 彼女の、ヒトコトにぐっとくる。 そうなのだ、 人生に もし などという言葉はないのだ。 と気付かされる。 今しかないのだ。 そして自分のやってきたことは、 人生の中のどっかで帳尻が合う。 忙しさにかまけ、見失う自分に また、どっかで出会えた気がする。 おまけの晩ごはん おろしハンバーグ & お揚げさんとわかめのスープ ブロッコリーの土佐ごまあえ 奥薗壽子氏レシピ 水菜のサラダ めっちゃうまい? 作ってみそみそ?どみそみそ?
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