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奥田英朗氏の 「純平、考え直せ」 純平は、ヤクザの鉄砲玉である。 題のとおり、考え直すのかと思いきや、 純平の頭の中は最後まで変化せず、期待はずれ。 好きな作家であったが、 この作品はスキじゃないな。 それから 宮部みゆき氏の 「ばんば憑き」 妖怪時代物。 短編6編。そのうち表題の「ばんば憑き」がいちばんぞっとした。 妖怪化物といえども、 人間世界にいっしょくたに住んでいる物。 人間の恐ろしさをいちばん感じたのだった。
おまけ
今日も、一点のくもりもなく、 己の潔白を世界に知らしめす月が昇る。 高度が上がるにつれ 増していくその輝き。 やわらかくてあったかそうと 手を伸ばせば その冷たさに驚き 手を引っ込めてしまうだろう。 月は、まっすぐ上から わたしを見下ろしている。 わたしの間違いを正すかのように 諭すかのように ただ 静かに わたしを見ている
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Last updated
2011年07月21日 20時04分52秒
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