私は図書館で本を借りる派なのだが、
もちろんこの本も
借りたのだが、
この本がわたしの手元に来たのは
もう3巡目くらいなのである。
予約して順番が来て読もうと思ったら、
他にも本がわんさかと届いていて、
後回しにしてるうちに
読めずに返却する。
それを3回だ。(返却して、また予約するからまた来るのだ)
もう3回も表紙を見ていたら
読んだような気になって、
「もう、この本いいっかなあ・・・」
と読まずに返却しようとしていたのだった。
しかし!!
ああ、これも縁なのだろうな。
読んで大正解★★★
ひさしぶりのファンタジー
あんまり読まないミステリー
なのに
めっちゃはまった。
金と銀の剣と、魔術と騎士と、マントひるがえる中世ヨーロッパ。
細かい雪がさかまき、、
暗くたれこめた雲の下に広がる
凍えた大地。
そこで起こる殺人事件。
呪われたデーン人、
暗殺騎士、
聖アンブロジウス病院兄弟団、
走狗<ミニヨン>、
数々の魅力的な言葉たち。
皮のマントを宝石のブローチでとめ、
腰には細い短剣を差した姿で、
わたしもこの魔術の世界へ。
舞い上がる風の世界へ。