オジいサン & おまけ & おまけ
京極夏彦氏の 「オジいサン」 結婚もしない、子どももいない、だから孫もいない、独居老人、益子徳一。社会の片隅で、だれにも迷惑をかけず、つましく静かに暮らしている。実直に、清廉潔白に生きる彼は、さもすると、知らずうちに世間に毒を吐いているようにも見える。社会に生きながら、社会とかかわらず、いっさいを自分の自由のなかでだけで生きているようだが、実際には、周りには小さな社会が存在し、誰しも、彼をみとめて生きている。最後の表題にもある「オジいサン」と呼ばれるくだりが、迷路から抜け出せたように、背中がすっとする。この話、迷路みたいにほんと、堂々巡り。迷路の時間が長かったから・・・・。 おまけ お店を取り囲むように枝葉を茂らせたキョウチクトウが白い花をもりもり咲かせている。力強い夏の花、キョウチクトウキョウチクトウは広島市の花である 原爆が投下され、後75年は草木も生えないと言われた広島の焦土に、いちはやく蕾を膨らませ、ひとびとに希望をもたらした花。 みるたびにそのエネルギーの強さを思う。今年ももうすぐ8月6日。広島の一番暑い夏の日がやってくる。おまけ の晩ごはん 最近、暑さ & いろんな諸事情で台所に居る時間が短かった。適当に楽ちんに作って食べて、それでいいんだけれど、料理をちゃんと作らないのも、結構なストレスになる。めんどくさい下ごしらえやたくさんの洗い物。それをひとつひとつ、順番にこなすことが、自分を無にしてくれる。卵いりつくね風(昔から作ってるから名前がないんだわ)長ネギのジャーマンポテトツナと人参のサラダ切っただけトマト暑いからスープの類はなしで!