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カテゴリ:その他諸々
今まで散々探しても発売されていなかった、オリジナル版が今回のリメイクのお陰で やっと発売されました。それもTVヴァージョンと映画ヴァージョンの両方が ^^ もっとも、お礼を言った所でリメイク版はTVの宣伝しか見た事がありませんが(笑) このTVドラマヴァージョンのDVDが発売された事は、ある意味奇跡に近い事だそうです。 伝聞で申し訳ないですが、その理由はと言うと・・・ このドラマが制作されたのが昭和33年(1958年)なのですが、現在のように録画技術が発達しておらず ドラマ前半部分はVTRに撮っていたそうですが、後半部分は全て生放送(!)だったそうです。 当然、放送しながら録画・・・などと言う技術もなく放送局にすら原版はなかったそうです。 ところが実に偶然と言うのは恐ろしいものでぇ~♪・・・って「雨やどり」かいっ! (このツッコミで笑った方、相当お歳を召していらっしゃるか「さだまさし」のファンですね(笑)) 脱線しましたが・・・ 当時、京都の大学で(多分)家庭用VTRの研究をしている所があり、テスト録画の為の題材に 当時話題になっていたこのドラマを選択し、録画した物が残っていたそうです。 時期が時期ですので、多分1/2インチテープのVTRだと思いますが(主流は1インチだった) その実験用に録画されたテープが発見され、今回のリメイクに歩調を合わせて発売されたようです。 内容に関してはと言うと・・・リメイク版を見ていないので比較するのもどうかと思いますが... 個人的な感想から言えば、実にそっけなく淡々と進んで行くドラマと言った印象です。 リメイク版の宣伝のように(失礼な言い方ですが)「ここは感動させる場面だ」と言った計算がなく 時代背景もあったのでしょう、飽くまでも実際に起こっていた出来事を淡々と見せて行く。 しかし当時の人達にとっては、決して他人事ではなかった。 そう言った観点で見て見ると、非常に怖い物を感じます。一般市民が命令に従っただけで殺される。 今では絶対に有り得ない出来事ですから、ピンと来ない方も多いと思います。 まぁ、別の意味で恐い世の中にはなっていますけどね(笑・・・っていいのか?) リメイク版が多少過剰演出になったのは(飽くまでもCMでの印象ですよ)当時のままの脚本では 今の人にはピンと来ないと思ったからだと思います(オリジナルは乳児なんて出て来ませんし) 私は自分の祖父母らが実際に戦争を体験していますので(東京大空襲にもあいました) 近代史(特に戦争部分)に興味を持ちまして、多少なりとも自分で調べたりしましたので オリジナル版を見ても、充分分かる部分が多いですけれども(思い込みか?) 「人気がある人がリメイクすると良い事もあるんだな」なんか思った1本でした。 (但し、リメイク版で感動した人にはお薦めしませんので悪しからず) 【私は貝になりたい(1958年TVドラマ作品)】 【DVD】 出演: フランキー堺, 桜むつ子, 平山清, 高田敏江, 坂本武 監督: 岡本愛彦 形式: 白黒作品 リージョンコード: リージョン2 画面サイズ: 1.33:1 ディスク枚数: 1 販売元: TCエンタテインメント DVD発売日: 2008/10/31 時間: 91 分
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Last updated
2009/01/05 01:28:06 AM
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