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カテゴリ:日本版DVD-BOX
Amazon.co.jpより引用 半導体王国・日本はいかにして生まれ、築きあげられたのだろうか。 1980年代の終わり、日本の半導体産業は世界を席巻した。 アメリカが開発した新技術を日本の技術者がいかに吸収し、追いつき、そして追い越したのか。 当時の半導体産業の全貌と、それを生み出し、発展させ、産業に築きあげた 日本の科学者や技術者たちの考え方、生き方を描いたハードウェアの歴史を巡る物語。 NHKスペシャルの金字塔がDVDでよみがえる。 80年代の終わりに世界を席巻した日本の半導体産業、その流れを生み出した技術者たちの考え方や生き方を追ったドキュメンタリーのBOX。 マイコン、IC、などの先端技術の進化と共に、戦後の廃墟から電子立国へと成長した日本の半導体産業に迫る。 日本の半導体産業が世界を席巻した1980年代の終わり。日本はいかにして半導体王国を築き上げたのか。 当時の半導体産業の全貌に迫るドキュメンタリー。 前々からもう一度見たかった番組がDVD化されているのを見つけ、思わず買ってしまいました。 まだインターネットもなく、一般家庭にパソコンがある事さえ稀で一部のマニアがパソコン通信を使っていた時代の番組ですが 内容は、まだ世界初の真空管を使ったコンピューター「ENIAC(エニアック)」が完成した時代から 番組放送時期までの内容なので、古さは全く感じさせません。 番組タイトル通り“日本の自叙伝”と言う事で、今のように瞬時に新しい情報が手に入る事のなかった時代 国からの理解も殆ど得られず、研究所の一室で数名の研究員が数少ない資料から研究を続けて行く所から話しは始まります。 第二次大戦後、やっとアメリカでトランジスタが実用化された頃「これからの日本に欠く事の出来ない技術」だとして 今のような高精度の機器などない時代に、不眠不休で国産での実用化を目指した経緯等の紹介から話しは進んで行きます。 特に材料として高純度のシリコンやゲルマニウムが必要とされる中、精製技術さえままならない中試行錯誤を繰り返し 本当の手作業で純国産トランジスタを作り上げた努力には、頭が下がる思いです。 回が進むにつれ、更に高度な技術への挑戦の模様が描かれ、合間合間に相田 洋氏と三宅民夫氏の解説が入りますが 日本が復興を遂げる為に、いかに努力と時間を惜しまず今の世界に誇る技術を研究・開発して行ったかが描かれています。 本作の内容からは若干逸れますが、先日行われた「事業仕分け」と言う作業の中で(余り政治関係の事書きたくないんですけど) 仕分け人である“蓮舫議員”が「一番でなければ駄目なんですか?二番じゃ駄目なんですか?」と言う発言をしましたが 一番を目指した所で本当に一番になれるかどうかは分かりませんが「一番を目指す」と言う意気込みが大切な事だと この番組を見ていて思い知らされます(出来れば蓮舫議員にも見てもらいたい番組です) こうした先人の時間と労力を惜しまない努力が有ったからこそ、今の日本が有る訳です。 何かの記事で「蓮舫は元々は日本人じゃないから(要点のみ)」発言が有ったらしく物議をかもしていますが こうした先人の努力の恩恵を、今一番受けているのは帰化したとは言え母国である台湾である事を 考えてから発言してもらいたい物です。 後進は先進の技術を教えてもらい発展させていますが、先人の努力がなければ 今の台湾のPC本体及びPCパーツの世界的な市場は有り得なかった事だと思えるはずです。 そう言った意味では「(純粋な)日本人ではない」発言も、かなり見方が変わって来ると思います。 何故なら、そうした技術を台湾に提供したのは、故本田宗一郎さんを始めとした多くの日本人だからです。 「努力なくして成功は有り得ない」を地で行った戦後日本、この芽を摘むような今の体制に疑問を持つ気持ちを禁じ得ません。 “戦後の日本の復興に一番貢献した物は何だったのか?”それを思い出させてくれる名番組だと個人的に思ってます。 今でも世界の先端技術に貢献しているのは、実は日本の小さな町工場だったりします。 その事をいつまでも忘れずにいる日本であって欲しいと思います、マネーゲームも結構ですが(私なりの皮肉です(笑)) 最後に一言・・・国家予算と受信料で制作した番組なのに価格高過ぎ! 民放のドラマより高額だぞ?NHK!! 【電子立国 日本の自叙伝 DVD-BOX】 (6DVD) 【内容】 Disc1. 新・石器時代 驚異の半導体産業 Disc2. トランジスタの誕生 Disc3. 石になった電気回路 Disc4. 電卓戦争 Disc5. 8ミリ角のコンピューター Disc6. ミクロン世界の技術大国 *494分収録/画面サイズ4:3 企画・構成・編集:相田 洋(「電子立国 日本の自叙伝」ディレクター) 語り:三宅民夫 ☆1991年1月~9月 NHK総合テレビで放送 ☆1992年 芸術選奨文部大臣賞受賞
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Last updated
2010/02/22 07:20:39 PM
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