テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:日常あれこれ
10月14日
上海を離れる1日前。 気がつけば、その日になっていた 9月末に仕事を辞めてから約2週間ちょっと 日々自分が何をやって どのように時間を過してこの日を迎えたのか あまり覚えていない ただひたすら部屋の片付けに追われ ふと気が緩むと無意識に涙が流れてくる 涙の理由は分からなかった だけれど 何度同じような涙を流したことか・・・ 10月14日は 朝一番で、SPAへ行き お昼には好物の火鍋を食べ それから、、、何をしたっけな・・・ ・・・そうだ、 夜には大親友であるSと食事をする約束をしていたので その時間まで南京路をぶらついていたんだ ぶらつきながら何度も同じ考えが頭の中をめぐる Sとの約束、キャンセルしようかな。。。 帰国前夜に改めて会って食事なんて お別れを強調する以外のナニモノデモナイ 嫌だ 悲しい もう会いたくない そんな思いで頭をいっぱいにしているうちに Sとの約束の時間になってしまった あたしのお気に入りの鳥料理のお店 お店の入り口でSと待ち合わせ その店にたどり着く直前まで 会うことを躊躇っていた 彼の顔を見るなり さっそく泣きそうになってしまった 上海に来て3年間 彼と知り合って2年半 あたしが上海で過したそのほとんどの時間を 彼と一緒につるんでいた 彼はあたしのこと 一番の親友って言ってくれる 週末ごとに集まっては朝まで遊びつくし お互いの家が結構近いもんだからふらりと立ち寄ったり ご飯作ってもらって食べたり・・・ 上海での生活は 彼なしでは語れない そんな思い出いっぱいの親友とのお別れが 目の前に来てしまった 向かい合わせに座るものの 目が見れない 喘息のために控えていたタバコも 吸うペースが早まるあたし 落ち着かない 落ち着かない 目が見れない ついに無言のまま涙が溢れ出した 泣かないで、tian。。。 といいつつ 目の潤んでいるS 19歳の時に上海を離れ 日本で4年間暮らしたS 上海を離れる時と、日本から離れる時の2度 彼も同じく号泣をしたそうだ だから目の前でぽろぽろ泣くあたしの気持ちは 手に取るように分かってくれたよう 国慶節が誕生日であるあたしを 上海で過す、最初で最後の誕生日だから!! と、郊外に日帰り旅行へ連れて行ってくれたS 誕生日を祝いたい歳でもないし あえて送別会もしたくないっっ とかたくなに断るあたしに 上海での思い出を残そう!!と、企画してくれたのだ 毎年国慶節の時期は日本へ一時帰国していたので 今回が文字通り 上海で過す最初で最後の誕生日 Sのお陰で素敵な日を過す事ができた 色々な思い出が頭の中を駆け巡る 大好きな鳥料理の味は 全然分からないままに時は過ぎていった じゃぁ、またあとで電話するからね と ハグをしてSとお別れをした 止まらない涙を拭きふき 嗚咽を堪えながら帰り道を一人ふらふら歩いていると 携帯が鳴り出した さっそくSからの電話かな・・・? 画面に見えたその名前は あたしを今までの人生の中で一番幸せに、また一番不幸にした 元カレ・DJのRだった。。。 【続く】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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