まだまだ
出かける前に、ちょっとだけさらう。「この前のお稽古の宿題となっている撥の扱いが、やっぱりわかりません」と言ったら師匠から「そんなに簡単にわかるわけないだろう」と。いや、そんなに簡単にわかるとはおもっていないんですけど、自分がさらっているのが、方向性として合っているのか、いないのかがわからないんです。今までにも聞いたことがあるのだけれど、忘れないように書き留めておこうと思うのが、師匠が某師匠(常磐津の三味線方)から言われた「三味線は左手で弾くんだよ」と「三味線は腰で弾くんだよ」という言葉。お店で師匠が「深川」を弾き始めたのでジーっと右手の撥の扱いを見ていたら「そんなに他人からわかるほど見るなよ~」と言われたけど、やっぱり見ちゃいますよ。