以前の日記で、ドラマ「Law & Order: SVU」がかなり好きで、
はまってしまっていると書いたのですが、
今さっき、ものすごく暗いエピソードを見ました。
内容は、白人至上主義者が小学校でアフリカ系、ユダヤ系など
マイノリティーの子どもを射殺するというもの。
続々とナチスのあの十字文字よりやら、
マイノリティーを軽蔑した表現を見聞きして、ただ単に気が沈んでしまいました。
いったい、いつになったら、自分が白人という事実しか受け止められない、
つまり他の人種や時代の流れによって生じる思想を受け止められない考えは
消滅するのでしょう。
高校生のときにみた、「アメリカン・ヒストリーX」も白人至上主義者の映画で、
そのときは怒りという言葉が先に思い浮かびましたが、
今はどちらかといえば、悲しみという言葉のほうが私の気分に近い気がします。
やはり、それはなぜかといえば、私も長い間アメリカで暮らしていて、
人種差別というものを、何かしら体験しているからだと思います。
そして、もしこの先、アメリカで仕事をすることになったり、
アメリカ人と結婚するようになったりしたら、
人種差別をもっと目の辺りにしたり、それで悲しくなったりしなければいけないから
ではないかと思います。
あ~、普段このドラマを観た後は、悪者がつかまるから気分がすっきりするのですが、
今夜は逆に悲しくなりました。
ちなみに、「アメリカン・ヒストリーX」も悲しいけど、いい映画です。
時間のあるときに、観てみるといいと思います。