スイートポテトの話
中学を卒業する少し前、新しく建てた今の実家へ引っ越した。元々の家も近くだったので転校とかはなく、学校が遠くなっただけ。でも、前の家は住宅地だったけど、新しい家の周りは畑だらけだった。今は全部家になってしまって畑の面影なんてなくなっちゃったけど道路挟んで反対はサツマイモ畑でした。お父さんはそこの一角、と言っても150坪もの場所を借りて一緒にサツマイモを作り始めました。とはいえ、植えるところまでは地主さんが一緒に全部やってくれたのでうちは掘るだけ。秋になるとサツマイモの収穫。でも。。。150坪分のサツマイモって、すごい量なのです。都会っ子の親戚や、お父さんの会社の同僚一家を呼んだりしてサツマイモ堀り。それでもそれでも、一向に減らない。。。私はサツマイモがいっぱいあることをいいことにスイートポテトを、これがまたどうやって消費するんだ?って位作りました(笑)私自身も『作りたい』のであって、『食べたい』のではないので減らないと困るのです。。。ふと思いついて、地主さん(おじいちゃんとおばあちゃん)が出荷用の芋を掘っている時にお茶と一緒にそのスイートポテトをも持って行きました。そしたら『これはウマイな~。芋なんて、蒸かしたのしか食わねえからなぁ。初めて食べたよ。』美味しかったからって、孫にあげると言ってたくさん持っていってくれました(笑)スイートポテトを作ろうと思ったら、こんなことを思い出したのでした