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カテゴリ:BL語り
今回、オススメさせていただく『こぼれそうなハニー』は、
菱沢さんの 『溺れる体温』・『熱病の花』 に続く、黒ラキ・ノベルズの第3弾の、スピンオフ作品です。 ~ あらすじより ~ なめただけで、甘く泣いて喘ぎ縋る。めちゃくちゃに揺さぶって蕩けて狭いここに熱を埋め込みたい。可愛い。酷くしたい。優しくしたい。もっと―!!バージンは面倒だと思う最悪の色男、仁科。彼は刑事として、事件に巻き込まれた芝田英知を保護し、同居するはめに。英知はおそろしく素直でなつっこい、子犬だ。だが何かを抱えている。仁科はそんな英知を持て余しながらも、惹かれてゆく。更に事件も動き出し…。 前作で脇役として出ていた仁科さんが主役の今作品、どんな話しになるのだろうと心配しながら読み始めましたが、期待以上の出来栄えに、さくっと読み終えてしまいました ぶっちゃけ、前の作品での仁科さんが女にだらしない軽薄なイメージでしたので、苦手なキャラだったんです。 だから英知くん(受)が可哀想な扱いになるんじゃないかと思って、なかなか読み出すことができなくて…。 でも、そんな心配は無用でした リョウ&七飯(溺れる~の主人公たち)に引けをとらないくらいのバカップルでしたよ(笑) 英知君が天然とは片付けられないほどの『頭の可愛い(緩い)子』(作者談)で、最初この話し大丈夫か?と思いましたが、この英知君の性格もきちんと意味があるし、仁科さんの英知くんに溺れていく葛藤と戸惑いも軽すぎず、重すぎず描かれていて、それがストーリーと絶妙に絡むものだから、ぐいぐいと作品に引っ張られていきました! 私、 バカで一途で可愛い受け っていうのが実は大好物 大好きでして、しかも攻めが 「あー、オレってば何してんだか!(´□`;) 」 と、思いつつも受けを甘やかしてしまうシュチュエーショんがとっても好きなので、このシリーズの中で一番好きな作品になりました 勿論、リョウみたいな 『暗い過去を持ちつつも、天然ヘタレ犬の仮面をかぶった甘えたがりの大型わんこ』 と、ちょっと間抜けで流されまくりの、ご主人様受け というシュチュも大好きですよ~(´∀`*)ウフフ このシリーズの最大の魅力は、登場人物の描写が誰一人無駄なく、きちんと描かれていることですね。 それがストーリーに臨場感をもたせてくれるから、面白いのですよ! これが4年前に出ていたのに今までスルーしていたと思うと、なんか凄く悔しくなってきました(´・ω・`)トホホ… 今はもう無くなってしまったラキアの本ですので手に入りにくいですが、未読のかたはぜひ探して読んでくださいね♪ 特にストーリー重視の方には、本気でオススメします! できれば、シリーズを順番に読んでいただけると物語がさらに深まって良いかと思います そんなわけで本当は、最近買った新刊の感想を書こうと思ってたのですが、久々に良い作品を読んで興奮気味なので、こちらを先にUPさせていただきました!(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.07 07:28:48
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