Christmasrose Room

早朝　長男は市場に、トマトと豚ばら肉を買いに行きました。
連休に行われる文化祭の買出しです。
ゼミ仲間で　文化祭の為に起業して、
買い物の予算は資本金として、そこから仕入れ、
文化祭で売る食べ物を準備、そして当日売却、
それで売上。

メニューは　トマトをくし型に8等分。
くし型にしたトマトを一つ一つ豚ばら肉を巻きます。
それを串にさして　炭火で焼くそうです。


買ってきたトマトを見ると完熟を通り越して
中には　痛んでたり、カビていたり・・・。
「え、これいくらで買ってきたの？
商品としたら随分なものよ」と私。
長男も「車まで一緒に運んでくれたし、
八百屋のおじいさん、いい人だったんだけど
こんなもの、売ったんだ。。」とショックがっていました。

話を聞いてみると『“箱に詰めてあげるから　
他に行ってきていいから”と、
ニコニコして　言ってくれたから肉屋さんの方に行ったんだ、と。
触ると　ふにゃって　こんなトマトは使い物にならない　』
と言うので、「電話してみれば？きっと交換してもらう事も
出来るでしょ」とアドバイス。

とにかく交換してもらえると思い、
私も目利きしてあげる、と言い再度、市場へ。


そのお店に着いて　トマトを置き、
他のお客さんが終わるのを待っていたら
そのうち、お店のおじいさんが、
迷わずさっき支払ったお金を持ってきたんです。
え？トマト無いの？・・・心の中で思ったけれど
何にも言わず、お金を返してくれました。

もう売れないような品物を　何にも知らない大学生だからと、
箱の隅のトマトは　それはそれは　もう悲惨な状態。
故意にやったとしか思えませんでした。
こちらとしては　文化祭に必ず使う物だから
買って帰りたいと思っていたのにも関わらず
すぐお金を返してきたとなると
おじいさん自身　良心が戻ったのかな？
さっきは　悪魔のささやきで、そういうことをしたのかしら？


長男曰く、いい人だと思ったのに　人間不信になるよって
言ってましたが、自分が買うのだから
どんな商品か、ちゃんと見極めないと、と
そういう話をしたんです。
本人も見なきゃダメだね、って反省してました。


トマトは別のお店で買えましたが　時期じゃないから
予算内で、必要個数より少なめしか買えませんでしたが
でも　その八百屋さんは仕入れ値ぐらいで売ってくれました。
儲けなしで　ごめんなさい。
Mサイズ　1箱28個入り　1600円也。
それを3箱。税込で5000円でした。
とてもいいトマトが手に入りました。

長男は　トマト大大大嫌いなんですけど
昨日は試食会で・・・。
でも　炭火で焼いたトマトは　嫌いなじゅるっとした種もないし、
とっても美味しかったそうです。
これで長男、トマト克服できるかな？
サラダはダメそうだけど・・・
わたしは　トマトなら何でも大好きなんですけど～。
２人とも　私に　似ませんでした。

さて　当日が楽しみです～。