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テーマ:海外生活(7779)
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海外で精神的に不安になるのは、なんと言っても病気ですね。
病気と大げさにいえないような、日本にいたら気にならない程度の腹痛、風邪でも辛いですよね。今、久々に風邪を引いてしまって抗生物質を呑んでいますが、これは市販の薬です。風邪用ではないが、これを飲みます。 というより、症状は風邪でもインフルエンザかもしれないし、別の病気かもしれない。 よくわからないし、こちらのお医者さんの話も信じられないから。 いつも同じような薬と点滴を打たれる。 こっちにきて、何回風邪引いたかな。 毎年、1-2回だと思うが、最初はなんともいえない不安感があったな。 大きな病院に連れて行かれたが、とてもぼろい、見るからに不衛生な環境で、来る人たちもひどい状況だった。余計に悪い病気をもらいそうで怖かった。 点滴をうったところで、もちろん治るわけではない。 ほとんどがブドウ糖だからだ。 こちらのひとでも、摂取エネルギーが低いひともたくさんいるわけだから、元気がでるのもわかる。 我々にとっては、あまり意味がなく、余計な病気をもらいそうだから、よっぽどでない限りあまり行くべきではないだろう。 おかしかったら、すぐに帰国すべきだ。 こういうことを繰り返しているうちに、病院の意味を考えさせられる。 こちらでは、病院はすべて前払い制。 診察費をまず払う。 そして、担当の科に行く。 検査費を払う。 検査してもらって、また担当の科にいく。 薬を処方してもらって、薬代を払いに行く。 薬だけを扱っている薬局が病院内にあるので、そこで薬と交換する。 お金のない人は、どんなに困っていても、診てもらえない。 社会主義も共産主義も吹っ飛んでいる。 薬代や入院代は、彼らにとってとても高い。 ようするに何かあっても、お金がなかったら死ねということだ。 厳しい現実をみた。 昔の日本もそうだったのかもしれないが、こちらに来るまではそんなことを知らないので、なにかとても切ない気持ちになった。 この現実は、言い換えれば、命には値段があるということかもしれない。 命の価値観について、考えさせられる。 だから、精神的にも、肉体的にも、免疫力が以前よりずっと高まった。 何があっても、死んでたまるか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.11.26 13:38:43
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