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カテゴリ:オーストラリア生活
眠れないので、更に更新。
漫画の「君はペット」は、エリートキャリアウーマンのスミレちゃんが、才能のあるダンサーの男の子を、死んだ飼い犬と同じモモと名づけてペットとして家に置いてやる話。 モモは料理をしようとすればボヤを起こし、洗濯すれば白物をカラーと混ぜてしまうし、何にも役にたたない。ご飯を作ってやったりするだけ手間が増えるが、モモのフワフワの髪をくしゃくしゃとなでるのがスミレちゃんの癒しになり、モモはスミレちゃんにとってかけがえのない存在になっていく。 というのが裏覚えですが漫画の内容。 家にたむろするAと私の関係は、それによく似ている。 勿論、私はストレスを抱えるキャリアウーマンなんかではないけれど、 やっぱ海外で一人でいると、友達もそれなりにいるけれども時々寂しくなって誰かhugしてくれる人が欲しくなったりする。 Aも同じく一人で留学して来ているので、めちゃくちゃ知り合いは多くて女にちやほやされまくっていても、もしかしたら同じように拠り所が欲しくなるのかもしれない。(というのは私の勝手な推測ですが) 二人で抱き合って眠って、お互いの寂しさを埋めているのかなーと思ったりもする。 更に漫画と同じ点としては Aは料理を手伝うとか、散らかったら片付けるとか、そういう事が全くできない。 これはジョーダンでもなんでもなくて、Aはゆで卵を作ろうとすれば沸騰したお湯を手にかけて火傷するし、せめてトーストを焼こうとするとトースターから煙がモクモクでてきて火災警報器がなるし、じゃあ火は使わなくていい、卵を割ってくれと頼むと側に置いてあった卵1ダースを引っ掛けて床に落とすし、もう何もしないでくれと言いたくなるほど何もできない。 結果的に、Aは何もせずに家にいるだけ、という事になるわけです。 漫画と同じですね(笑) 何回か朝ごはんを作ってあげると、Aが しめしめ、cielはご飯を自分のために作ってくれるぞ、と思ったかは知りませんが 「お腹すいてるんだけど。。」とばっかりいうようになってきた。 初めは、バイト先からもらった、あまり好きじゃないまかないのご飯だとか 残り物なんかをあげたりすることもあったんだけど、あまりにもtake it for grantedする態度をとるのでムカついて、ある日 「私はBed&Breakfastじゃないぞーー!! もうお前にはご飯なんて作らない!!!!!!! 当然みたいな顔してんじゃねえーー!!」 と怒った。家に寝泊りするのは別にいいけど、食べ物はタダじゃないんだ!! Aも押し黙って帰っていったので、ATMの時みたいにもうしばらく連絡が途切れるのかなと思ったけれど、次の日も普通に電話してきて「そっちに行ってもいい?」といい おおきなチキン&チーズパイを持ってきて 一緒に食べよう、これうまいんだと、言い 二人でそれを食べながらDVDを見て過ごした。 その後も勝手にファーストフードを買って家に来るようになり 食べ物くれとは言わなくなった。 その後、前に書いたようにポップコーンをレンジに入れてくれ、嫌だ、自分でしろなんてくだらない喧嘩もして、Aはムッとして帰って行ったけれど 次の日は普通の顔してウチに来て 自分でポップコーン作っている。 そうやって、ちょっとずつ聞き分けのいい男の子になっていくAは結構可愛くて 私はAのアフロをなでながら映画をみたり、抱き合って眠ることが好きになってきている。 昨日も、またちょっとしたことで喧嘩をしたんだけれど Aはそんな事で怒るなよ、困った顔をしながら、怒っている私を抱いておでこや頬にキスをして機嫌をとっていた。 そんなウチの猫は、今日は帰ってくるのかなーー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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