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千代丸〜
成り行き任せの千代丸ライフ~!
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サンドラが退社して初めての出勤日だったが ポジェンサ・オフィスのインターネット不調により ウーラとアマンダが我がオフィスに来たので なんとなくいつもより華やかだった我がオフィス。 社で一番と二番の古参兵 頼れる二人なので 彼女達が居ると何かと心強い。 なんせ我がオフィスの状況ったら、 ジャックは 自分のオフィス閉鎖決定以来 ろくに出勤すらしない。 今月一杯は支店長なのに すでに責任放棄状態。 ゲィリーは 酷いインフルエンザが治らず もう10日位欠勤してる。 トーステンは 見習いのくせに そんな状況を悪用して 30分~1時間遅刻 30分~1時間早退の毎日。 ドーンは、 今では社で唯一のレンタル部門なので 誰にも管理されず好き勝手してる ...様に見える。 そんなんで、 結果 ちゃんと出勤してるのって 私とクリスだけで よって 電話応対や接客その他の雑務が 半強制的に私の仕事になる。 もちろん古参兵二人は嘆きましたよ。 「おめぇは休暇中かっ?!」 と、 片っ端から電話で喝を入れ、 トーステンにも 「明日9時半にオフィス開けてね。 アタイ等ここの鍵持ってないんだから。」と、 遠回しに 「出勤時間守れよな。」と強制。 あぁ、爽快! 電話も取ってくれるし 接客もしてくれるし 快適だわぁ~。 そんな訳で今日は 久しぶりに自分の仕事に没頭。 と思ったら アマンダが接客していた英国人老人が 迎えのタクシーが到着したからと 椅子から立ち上がったのはいいが そのまま固まって動かない。 ??? と思って見てたら 顔色が蒼白になり 落ちる様に着席して ワナワナ震え出した。 尋常じゃないその様子に ウーラとアマンダは彼を床に横にさせ 私は電話で救急車を呼ぶ。 外から様子を見てたタクシーの運ちゃんも 慌ててオフィスに飛び込んで来た。 暫くは言葉も出ず震えていた老人 やっとウーラの質問に答えられる様になり 調度救急のオペレーターが 老人と話させろってーんで 受話器を渡す。 色々症状を聞いているらしいが 途中から会話が途絶えた。 何分経っても会話が始まらないので ウーラとアマンダが慌てて声をかけると 「医者に電話を繋ぐからって待たされてる。」 だって。 恐るべきマジョルカ救急隊! 倒れてる人に 電話待たせて、 その間に死んだらどーすんだ?! とっとと救急車よこして 医者はそれから出て来いっつーの! お待たせメロディーが流れる受話器に向かって アマンダが怒鳴る。 オペレーターとアマンダのやり取りが始まり 「そこで医者を探してやっと救急車出す頃には 亡くなってるかもしれないのよ! 何の為の救急よっ? こっちからタクシーで運ぶからもういいわ、 人の命がかかってるってのに とんだ時間の浪費させてっ!」 と言う 実にごもっともな雄叫びと共に電話が切れ 皆で老人をタクシーに運んだ土砂降りの正午。 実はあの老人は 3~4日に一度はオフィスに現れる。 島の南西にある家を 我社のソジェール・オフィスで売りに出してるんだが そこの〇〇さんと連絡取ってくれ、と、やって来るのだ。 家には電話が無いんだと。 でも会話を聞いてる限りでは そうマメに連絡取る必要性は感じられず どっちかってーと、寂しい老人の暇潰し そんな感じ。 こっちは忙しいんだからさぁ ... 我々はそう思いながら接待していた。 しかしだ 今回のこの事態で、 彼には 母国にもどこにも身寄りが無い って事実が判明し、 私は物凄く複雑な気持ちにさせられてしまった。 オフィスから徒歩5分程度の帰宅路すら 体がヨロヨロで歩けず 毎回タクシーで帰る所を見ると 外で人と交流があるとも思えないし スペイン語も全く出来ないし 唯一の人間関係が タクシーと不動産屋だけだなんて 余りにも寂し過ぎて 涙が出そうだよ。 何故南西に家があって 何故北西に住んでいて 何故一人ぼっちなのか 全くもって見当が付かないが、 なんとなく 将来自分もそうなりかねないと 不安がよぎる。 次回からは 温かいお紅茶でも入れてあげよう。 茶菓子も用意してあげよう。 もっと優しく接してあげよう。 そんな事を思った ... んだが、 よく考えたら ここのオフィスは あと1ヶ月程度で閉鎖じゃん! そしたら 老人はどーなってしまうのだろう? どこで電話を借りるのだろう? 誰にタクシーを呼んでもらうのだろう? あぁ困った! なんだか いわれの無い不必要な罪悪感に駆られる お人好しな私なのであった。 そんな訳で ちっと気が重いっす。
ハッキングされたらしいんだが... 2012.04.07 コメント(8)
20120105 引っ越し後の惨事 2012.01.25 コメント(8)
20120121 賀正 ←って、いつだよ! 2012.01.22 コメント(16)
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