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カテゴリ:測量
iRobot(アイロボット)の日本代理店であるセールス・オンデマンドは29日、ロボット掃除機「ルンバ」の最新モデル「ルンバ980」を10月10日に発売すると発表した。「ルンバ史上最高の清掃力」をうたう同シリーズのフラッグシップモデルで、新たにカメラなどを搭載して清掃機能を強化させたほか、スマートフォンを使用しての操作などにも対応した。
従来のナビゲーション技術「iAdapt」に加え、新たに本体上部中央にカメラを、底面に「フロアトラッキングセンサー」を装備し、フロア全体の間取りなどを正確に把握する新しいナビゲーションシステム「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション」を搭載。これにより、複雑な形状や障害物の多い環境下でも、複数の部屋を隅々まで効率的に清掃することができるという。 さらに、ルンバ独自の清掃機構「AeroForce クリーニングシステム」に強力なモーターを内蔵することで、吸引力を従来の「700シリーズ」の最大10倍まで向上させたほか、カーペットやラグの上では、自動で吸引力を引き上げる「カーペットブースト」などの機能を搭載している。 また、新たにWi−Fi接続に対応したことも特徴で、スマートフォンやタブレット端末向け専用アプリ「iRobot HOMEアプリ」を使用することで、外出先やほかの部屋などからルンバを操作することが可能。清掃をスタートさせることや、端末上で操作方法の確認、清掃スケジュールの設定、清掃履歴の確認などができる。アプリはiOS版、アンドロイド版を用意する。 1度の充電で最大2時間の連続運転が可能で、バッテリー残量が少なくなると、自動でホームベースに戻って充電する。稼働面積は最大で約185平方メートル(112畳)。公式オンラインショップでの価格は12万5000円(税抜き)で、全国の家電量販店や百貨店などでも発売する。 この日、東京都内で発表会が行われ、アイロボットのコリン・アングル最高経営責任者(CEO)は同製品について「今日のロボット掃除機で最も優れたもの。皆さんの掃除のやり方を一変させる力を持っている」とその性能をアピールした。 (毎日新聞より) ------------------------------ 2002年の登場以来急速に普及して、家庭の掃除を変えたともいわれるルンバ。 日本はアメリカに次ぐ普及率を誇るが、これは床(畳)に直接寝座りする日本文化や、それゆえに床のほこりを非常に気にする日本人の気質が関係していると思われる。 その最新鋭機種であるルンバ980は機能的にはもはや家電の枠を飛び出している。 これまでのルンバは10種類以上のセンサーと毎秒60回以上の状況判断、そして40種類以上の行動パターン(壁伝いに進む、らせん状に動く、障害物にあたればランダムに角度を変える、等)により動きが決められていた。このアルゴリズムは自動化という点においては優れたものだが、人力を要さないことを除けば、掃除そのものとしては非効率な部分もあった。 しかしルンバ980では効率化のためには地図化は必須と考えのもと、カメラを使ったマッピング技術(レーザーを使う方法に比べてコストがかからない)を導入することでより計画的・効率的な動きが可能となっている。 また作成した地図によりセンサーが補間されることで、これまで使えなかったような部分でも力を発揮できるようになった。 こうしたアプローチは自動車の自動運転技術と非常によく似ている。 もう一つの目玉がスマホとの連動だろう。 ルンバをWifiに接続することで、スマホを利用してリモートで使用することが可能になった。 アプリを使うことでスケジュール管理もできるし、ルンバに名前を付けることもできる。 また清掃可能面積が185m2と広くなったことで、家庭だけでなく小規模オフィスでの使用を前提に法人市場での導入もも視野に入れている。 発売は10月10日で価格は12万5000円(税別)。 掃除機としては高額といえなくもないが、もはや「掃除ロボット」と考えるべきなのかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.10.01 02:26:46
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