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2015.10.15
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カテゴリ:交通
三菱電機は14日、全地球測位システム(GPS)衛星よりも精度の高い位置情報が得られる準天頂衛星をつかった自動運転の試作車を公開した。立体の地図情報と合わせると、雪道や霧など、見通しの悪い状況でも、自動で走行ができるようになったという。

準天頂衛星は、日本のほぼ真上を通る軌道をもつ衛星。ほぼ真上から日本を測位できるため、誤差が10センチ未満と、GPS衛星のみの場合よりも正確な位置情報が得られる。道路状況を撮影した高精細な3次元地図とあわせることで、カメラで道路の白線を検知しなくても、車の走行車線や交差点などの道路状況の把握ができる。雪道や霧のほか、夜間や見通しの悪い山道などでも、自動で走行できるという。

準天頂衛星は現在1機あり、2017年度末に4機になり、常に1機が日本の真上に配置されることになる。三菱電機は衛星開発に携わっており、得意の衛星技術を車の安全分野にも活用する。20年以降の実用化を目指す。

試作車には、リモコン操作で縦列駐車ができる機能や、夜間でも働く自動ブレーキ機能などもあり、順次、実用化していくという。


(朝日新聞より)
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厳密には高精度三次元地図と衛星測位の組合せによる自動運転とするべきだろう。
現時点で準天頂衛星は1機のみなのでまだ実用化には時間がかかるが、順調なら2020年頃にはという話。
そういえば首相も先日2020年に自動運転実現みたいな話をしていたような。

センサーだけでなく、地図だけでもなく、衛星測位だけでもない。
すべてを組み合わせたハイブリッドでこそ自動運転は実現するものだと思っている。

センサーはほぼ目処がついているし、準天頂衛星も順調に行けば2017年には実用に耐える4機に増える。
後は高精度地図の整備がどうか、というところ。
ただし地図の要件や仕様はこれから。

10月2日、三菱電機、アイサンテクノロジー、インクリメント・ピー、ゼンリン、トヨタマップマスター、パスコ、三菱総合研究所の7社が内閣府より発注された自動走行システムの実現に向けた調査検討事業の受託を発表した。
今後7社が、自動走行システムに必要な「ダイナミックマップ」に関して、国際標準化を視野に入れた試作や評価を進めることになる。

実現にはやはり地図がカギを握ることになりそうだ。





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Last updated  2015.10.15 00:55:16
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