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仙台市水道局は30日、ペットボトル入り水道水を市内の一部コンビニなどで発売する。市内で3月にあった国連防災世界会議で配布した際、国内外の参加者から「おいしい」と好評だったことを受け商品化した。
商品名は「ごくり・きらり せんだい」。青葉区芋沢の中原浄水場で採取した水道水490ミリリットルをボトルに詰めた。1本110円程度を見込む。 いずれも青葉区のローソン仙台勾当台公園前店と同市役所店、市博物館、仙台国際センターの4カ所で取り扱う。国際センターでの各種会議でも販売する。販売目標は年度内に2万~3万本。担当者は「仙台のおいしい水道水を観光客らにPRしたい」と意気込む。 全国の政令市では横浜、札幌両市もペットボトル入り水道水を販売している。 (河北新報より) ------------------------------ 水道水のペットボトル化は記事にある横浜・札幌のほか、東京の東村山浄水場で採取した「東京水」があり、大阪市水道局の「ほんまや」もある。 こうした水道水の商品化は主として水道水のおいしさや安全性をアピールするためのプロジェクトの一環という性格が強く、自然採取のミネラルウォーターとは明らかに性質が異なる。 仙台市のケースも外からの声があったにせよ商品としては企画物といっていいだろう。 日本人にとって蛇口をひねれば飲み水が豊富に出てくるのは当たり前であっても、世界的に見れば水道水を飲める国は多くない。 日本の水道インフラの良さは利用者にもきちんと認識されるべきだし、それを印象付ける素材としてこうした企画が出てくること自体は悪くない。 仙台市は震災後の水道の復旧の速さも語り草になっており、水道局としてのアピールもあっていい。 それでも商品として競争力はないだろう。 それにしてもいつから日本人はミネラルウォーターを日常的に買うようになったのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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