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カテゴリ:GIS
バトルマップという地図がある。
これは戦争に関連するWikipediaのエントリー8049個をプロットしたもので、それぞれの点が戦いを示しており、色によって年代が区分されている。 英語版のWikipediaがソースになっているようで、欧州あたりはかなり密度が濃いが、日本周辺を見てみると、ヨーロッパなどに比べると数はずっと少なくなる。 世界史はそれほど詳しくないのでとりあえず日本の点を見てみる。 京都には2つの点があるが、鳥羽伏見の戦いと本能寺の変で、応仁の乱はどうやら入っていない。 姉川の戦いや賤ヶ岳の戦いは琵琶湖の中にプロットされているように位置精度は結構甘い。 房総半島にポツンも新しい年代を示す赤い点がプロットされているが、これは「Battle of Sagami Bay」(相模湾海戦い)となっており、あまり聞き慣れないが、恐らく1945年7月の野島崎沖で起きた海戦を示していると思われる。 この戦いはアメリカ海軍の駆逐艦部隊が、日本の護送船団を襲撃して輸送船1隻を沈めたもので、第二次世界大戦で最後の水上戦闘とされている。 このようにWikipediaに依存しているゆえ取捨選択の基準が偏っているのは仕方がないところか。 相模湾といいながら房総半島の真ん中にプロットされる位置精度もどうかとは思うが… ただ、データが視覚化されたことで、人類がいかに戦いを繰り返してきたかがよく分かる図にはなっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.06 00:33:01
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