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2016.08.30
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カテゴリ:GIS
化石研究者、産総研にベンチャー企業 地形の精密模型開発 防災教育などへの活用期待 /茨城(毎日新聞)

地球科学可視化技術研究所」は産業技術総合研究所内に設立されたベンチャー企業で、主として地形の精密模型を開発している。
無地の模型に地図画像等を投影することで、従来2次元で表現されていた地図コンテンツが立体化される仕組みだ。
地形や地質のデータを投影すれば、これまで以上に地域や土地に関する理解が進むことが期待され、教育や防災などへの応用という点でも可能性が高い。

研究所を設立したのは設立したのは産総研の地質標本館学芸員・芝原暁彦氏で、国土地理院の標高データを基に、無地の模型を3Dプリンターなどで製作し、地図などの画像を投影することでさまざまなテーマの地図を生み出す。
2次元の地図をそのまま投影すると(立体で投影面が複雑な分)地形とずれてしまうため、模型と画像とが一致するような手法を開発した。
模型なので見ることはもちろん、触ることでさらに深い理解を促すこともできる。

普通の模型に比べると「情報をすぐに更新できる」ことが強み。
GISと連携すれば投影するデータには無限の可能性があり、さまざまなデータを模型の地形と組み合わせることで新たな知見を得ることにも繋がるし、何よりも分かりやすいプレゼンテーションに期待がかかる。
例えば地域のハザードマップなども、模型に投影することで2次元以上の効果をもたらすことができるのではないだろうか。





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Last updated  2016.09.05 12:06:49
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