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目指せ世界遺産…鳴門の渦潮、歴史的価値を検討(読売新聞)
兵庫県の淡路島と四国(徳島県鳴門市)の間にある鳴門海峡。 海峡を挟んで西側の播磨灘と東側の紀伊水道の間の潮時差がほぼ正反対であることから、両者の潮位差は大潮の時で1.5mにも及び、最大流速が時速20kmと国内最速の潮流となる。 潮汐により1日に2回海水が播磨灘に流れ込み、同様に1日に2回紀伊水道へと流れ出すことで渦潮が発生することで知られる。 鳴門の渦潮は徳島県内屈指の観光対象であり、渦潮を間近で見るための観潮船が人気になっている。 その「鳴門の渦潮」の世界遺産登録を目指す「学術調査検討委員会」が徳島県鳴門市役所で開かれ、鳴門海峡が古地図にどのように描かれてきたか、外国人の目にどう映ったかなど、さまざまな観点から渦潮の歴史的価値について検討がされた。 ちなみに世界三大潮流に挙げられているのは鳴門海峡の他、イタリアのメッシーナ海峡とアメリカのセイモア海峡だが、ノルウェーのサルトストラウメン海峡も知られる。 渦潮の大きさでは鳴門海峡が世界最大。 委員会では「歴史的価値を検討」とあるので、文化遺産を目指すことになるのだろうか。 その意味では鳴門の渦潮がどの程度認知されていたのか、あるいは地元でどのような位置づけにあったのかという点もカギになるだろう。 村上水軍などの史料が鳴門の渦潮に触れていれば面白いのだが。 自分の場合は母親のルーツが徳島ということもあって、鳴門の渦潮は比較的親しみのある存在だったが、世界遺産以前に全国的に見てどれくらいの認知度があるのか興味があるところでもある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.09.12 01:52:17
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