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カテゴリ:地図・位置情報サービス
パスコ、物流向け動態管理クラウドで危機管理強化--自然災害リスクを可視化(ZDNet Japan)
パスコは、物流業界向けロジスティクス支援サービス「LogiSTAR」の一つである動態管理クラウドサービス「PASCO Location Service(PLS)」の危機管理機能を強化する。 「LogiSTAR」は輸配送業務の効率化と品質向上を目的としており、動態管理(ドライバーや車両の状態を管理する)と配送計画(配送ルートを最適化する)の機能を兼ね備えるロジスティクス支援サービス。 その一つであるPLSは、車両やドライバーなどの現在地と作業状況をセンター側で一括管理することで業務の効率化と顧客サービスの向上を図るサービスで、LogiSTARの配送計画機能との連携で物流業界の業務改善を支援する。 今回の機能強化は危機対応能力の向上がポイント。 これまでPLSに搭載していた渋滞情報やプローブデータを活用した通行実績などの情報提供機能に、自然災害リスクの情報提供機能を強化する。 プローブデータによる通行実績のある路線情報の提供に加えて、JARTIC(日本道路交通情報センター)による道路交通情報を使い、通行規制情報を地図上に示すことで、運行管理者は適切な運行を指示できるようになる。 豪雨や強風で発生する道路通行止めや、土砂災害、内水氾濫などのリスクを6時間先まで予測、画面にアラートマークを表示して対象箇所を地図上に示し、詳細情報をリストで表示する。 これにより運行管理者は事前の予測情報をもとに適切な運行を指示できるとしている。 地震のように予測が困難な突発性の災害は別とすれば、豪雨等の気象現象はある程度の予測が可能であることから、使える機能になりそう。 災害に伴う規制等は運行上の大きなリスクであり、事前に回避策を打てるのは大きい。 自然災害にせよ渋滞にせよ、こうしたデータ解析による予測が可能になってくることで運行効率が上がることは確かだが、同時にドライバーはかなり細かく管理されることになる。 映画の「トラック野郎」のような話はもう出てこないのだろうな、と考えると寂しくもあるが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.09.13 01:57:52
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