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グーグル、世界の漁業活動を「Global Fishing Watch」で可視化(CNET Japan)
漁業はかつての「獲る漁業」から「育てる漁業」へとシフトし、現在ではさまざまな規制のもと、持続可能な産業を目指している。 しかし、実際には水準を超える漁獲高で運営されており、世界で取引される魚の5分の1が密漁等不正行為によるものだという。 Googleでは漁業資源の保護に取り組む「Oceana」と環境保護団体「SkyTruth」の協力で、世界中の海洋漁業活動を可視化するサイト「Global Fishing Watch」を開設している。 Global Fishing Watchは人工衛星などから取得した漁船の位置情報等を解析して地図上に漁船の活動状況を視覚化するサービス。 対象時期である2012年1月以降で、現在までの任意の期間を指定でき、漁船をクリックすると船名や所属国などの詳細分かる仕組み。 漁船の位置はAIS(船舶自動識別装置)の信号を数十機の人工衛星と数千カ所の地上局を介して得る。 2200万件を超えるというこの膨大な位置情報のデータを機械学習システムに解析させ、漁船の動きから漁船のタイプや使用している漁具を判定する。 漁業の将来を見通せば規制は必至であり、そのためにはこうした可視化ツールを有効に使うことがカギになるだろう。 その一方で、これをまた色々なデータと重せ合わせてみたいと思うのもまた人情か。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.09.17 03:36:15
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