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カテゴリ:交通
1人95万円の豪華列車、輝くゴールドの車体(読売新聞)
JR東日本が2017年5月から運行する豪華寝台列車「トランスイート四季島」を山梨県の塩山駅で報道陣に公開した。 「四季島」は上野駅発着で東日本を周遊する全室スイートルームの豪華列車。 部屋は四季島スイート、デラックススイート、スイートの3種類で、他にダイニングカーや展望車、ラウンジなどを備えた、動く高級ホテルともいうべき設備。 かつてブルートレインを動くホテルと呼んだ時代があったが、四季島を見せられるとあれは何だったのかという気持ちになる。 従来列車は移動手段であったが、四季島はいうなればチャーター列車であり、旅全体をJR東日本がプロデュースする形になる。 旅程は1泊2日から3泊4日まで、季節分けていくつかのコースがあり、例えば春~秋の3泊4日コースだと北海道は登別まで足を延ばすような具合だ。 ちなみにこのコースで四季島スイートを利用すると1人95万円というからかなりの高嶺の花であることは間違いない。 以前であれば寝台列車は寝ている間に移動することにより、時間を節約するための手段でもあった。 しかし夜行列車は次々と廃止され、時間を節約するための夜移動という役割は事実上高速バスに引き継がれている。 四季島のような豪華列車は、いわば豪華客船クルーズと同じような位置づけであり、「憧れの列車」として走ることになるのだろう。 スピード全盛の時代に時間を気にせずに旅を満喫する。 列車の役割は今後「通勤・通学列車」「新幹線」「列車クルーズ(?)」の3極化の道をたどるのかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.12.11 23:33:21
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