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2016.12.18
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カテゴリ:GIS
作物の生育状況一目で 農地管理に電子地図 JAグループ茨城(東京新聞)

JAグループ茨城がGISにより農地を管理する取り組みを行っている。

管内の集落の航空写真の上に、栽培している作物ごとの色分けなどが可能となり、例えば「麦類」を指定すると、瞬時に麦を栽培している畑全てが着色される。
これはJA全農いばらきと東京農業大が連携して開発した「農地情報システム」によるもの。
従来は白地図と農地台帳で手作業の管理がされていたという。
システムの利用により、作物の分布の表示だけでなく、作業時間や種付けの状況、さらには使用した肥料の種類といった営農に関わる情報も登録することができて、一括管理も可能。

システム導入の背景には県内の農地が有効に活用されていないという実情があるという。
今後は作物が育たない原因の分析や、買収する農地の決定など、営農計画を立てる上での効果が期待されている。

GISの一般的な機能を無理なく利用している印象。
それまでのアナログ管理の手間を考えれば、シンプルな機能でも十分に役に立つ。
いきなり高機能なGISを導入したものの敷居が高くて徐々に使われなくなった、などという話はGIS周りでは非常によくある話で、そんなことであればシンプルな機能であっても多くの人に長く使ってもらえるシステムの方がよほど優れているといえる。

多くの農家にとって恩恵があるシステムであることが、GISへの理解を高めることになるのではないか。





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Last updated  2016.12.19 20:52:07
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